SSK 株式会社 新社会システム総合研究所

■ライブ配信 ■アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)

2024年に向けた看護師の働き方改革の推進

〜高度急性期病院の短時間夜勤、慢性期病院の3人夜勤体制の導入実例と夜勤体制による看護管理者不在の改善策〜

No.
S21427
会 場
会場受講はございません

開催日
2021年10月11日(月) 13:00~16:20 終了済
詳しく見る
受講料
1名につき 16,500円(税込)
備 考
■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ視聴用URLをお送り致しますので、
   開催日時にZoomにご参加ください。

■アーカイブ配信について
<1>開催日より3〜5営業日後に配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、
   視聴用URLをお送り致します。
<3>動画は公開日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。

会場受講以外の受講方法について詳しくはこちらをご確認下さい。

10月11日(月) 終了済

Ⅰ.高度急性期病院における短時間夜勤の導入とその効果

香川大学医学部附属病院
看護部 看護師長
香西 尚実(こうざい なおみ) 氏

13:00~14:00

日本は人口減少時代に突入し、人手不足が深刻化しています。過労死が問題となり、働き方改革法案が可決されています。看護界でも、60時間前後の時間外労働を継続し脳血管疾患で死亡した看護師の過労死が認定され、日本看護協会より、夜勤・交代制勤務に関するガイドラインが提示されました。しかし、高度急性期病院は多忙を極めています。
スタッフの負担を軽減し、働きやすい職場環境を整備し、良質な看護の成果を生み出すために、短時間夜勤を導入する機会を得ました。導入から定着に至る過程を振り返り、その効果を検討します。

1.フィールドの紹介
2.なんか変、何が変?異動して感じた素朴な疑問が出発点
3.全員が納得できる状況へ 同じ轍は踏まない
4.短時間夜勤の開始
5.短時間夜勤導入の効果
6.未来に向けて

Ⅱ.3人夜勤体制導入と管理者としての取り組み

医療法人財団五省会 西能みなみ病院
看護部長
南 峰子(みなみ みねこ) 氏

14:10~15:10

当院は富山市にある医療法人財団五省会グループ(西能病院、西能クリニック、みどり苑、西能みなみ病院)のうちの1つである慢性期療養型病院である。病床数は88床であり、入院料1の2つの病棟を有している。入院患者の重症化に伴い、安全な夜勤を目指し、3人夜勤体制を導入した。その後、3人夜勤体制導入に向けて業務改善を実施しながら、日勤勤務者が減少し、様々な管理者として取り組みを実施してきた。今回、管理者として魅力ある職場づくりを目指して様々な取り組みをしたことを述べる。

1.3人夜勤体制導入についての取り組み
2.3人夜勤導入後のアンケート調査結果
3.アンケート調査後のそれぞれの部署の取り組み
4.管理者としての取り組み

Ⅲ.夜勤看護管理体制が部署運営および人材育成に及ぼす影響

朝日大学 保健医療学部 看護学科
成人看護学 准教授
武藤 英理(むとう すぐり) 氏

15:20~16:20

看護管理者の夜勤勤務状況は、「夜勤体制」の方が「当直体制」を上回っているという報告があり、労務管理上、平日日勤に看護管理者が不在であることが多い。
このことは、看護管理者の重要な役割として、次期看護管理者の育成があるが、管理に有効な時間的保証がない状態であると考える。看護師長不在が長期間になることは管理能力にとって量的・質的にも問題であると考え、改善策を講じてきた。今回はその経過と効果について述べていく。

1.現状分析
 (1)夜勤看護管理者の実態
 (2)事前調査および結果

2.夜勤看護管理体制の改善に向けて
 (1)経営管理会議での提案
 (2)次期看護管理者へ管理夜勤の移譲

3.改善の結果

香西 尚実(こうざい なおみ) 氏
1991年 香川県立高松南高等学校専攻科衛生看護科を卒業し、香川医科大学医学部附属病院(現在の香川大学医学部附属病院)に入職。特殊診療施設、小児病棟、3診療科混合病棟、管理部門で看護師、香川大学医学部看護学科で教員として勤務。
2013年 香川大学大学院医学系研究科看護学専攻(修士課程)修了、看護学修士。
2016年より現職。
南 峰子(みなみ みねこ) 氏
1984年 京都大学医療技術短期大学部卒業。同年、市立砺波総合病院就職。
2004年 同病院 師長就任。
2016年 医療法人財団五省会 西能病院 教育担当部長。
2019年 医療法人財団五省会 西能みなみ病院 副看護部長。
2021年より現職。
資格:NST療法士、3学会合同呼吸療法士、骨粗鬆症マネージャー、医療的ケア教員
【管理者としての取り組み】
1.経管栄養の変更・・・ボトルへ栄養剤をいれていたものをパウチタイプに変更し、ボトル消毒・乾燥などの手間をなくす。手順の見直し。
2.患者ケア製品の見直し・・・各委員会での意見を吸い上げ、ケアのやりやすさへ繋げる。
3.主任・リーダー会の立ち上げ・・・2階3階の業務統一を図る。
4.入院患者を積極的にとれるよう、連携室と病棟の連携強化
5.非侵襲的陽圧換気療法BiPAPなどの患者の入院受け入れ調整
6.チーム活動支援
7.外部研修参加の支援  など
武藤 英理(むとう すぐり) 氏
1982年 名古屋大学医療短期大学部卒業後、岐阜県立岐阜病院(現岐阜県総合医療センター)入職。
2009年 NICU看護師長、ICU看護師長を経て、在籍26年で退職。
 同 年  岐阜県立看護大学大学院看護学研究科機能看護学専攻、修士課程修了。病棟看護師長として朝日大学歯学部付属村上記念病院(現朝日大学病院)へ。
2012年 日本看護協会 認定看護管理者取得。
2013年 大垣女子短期大学看護学科立ち上げ時に入職。
2016年 羽島市民病院看護部長就任。
2018年から岐阜県看護協会理事 看護師職能Ⅰ(病院領域)委員長1期2年努める。
2019年 朝日大学保健医療学部看護学科入職。現在に至る。