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都市ガス事業スマートメーターとエネルギー情報化の波
8月30日(月) 終了済
RAUL株式会社 代表取締役
江田 健二(えだ けんじ) 氏
「DX」「AI」「ビッグデータ」「IoT」、、、デジタル化される情報量は日に日に増しており、IoT(物のインターネット化)機器の増加スピードは加速している。他の産業分野と同様、電力・エネルギー分野においてもビッグデータやIoT等のデジタル技術を活用した競争力強化の取組が広がっており、新規事業の創出や収益性の向上に繋がりつつある。様々なデータの活用は、コスト削減に加えて、新事業の創出や付加価値の向上をもたらす可能性を秘めている。
本講では、エネルギー産業の今後のビジネスモデルの転換についてご紹介する。
1.「情報」をめぐる変化の波
・デジタル化による新たなプレーヤー
・情報がもたらす3つの経済性
・デジタルツインとは?
2.エネルギー利用情報の価値と可能性
・エネルギー情報をいかにして利用するか?
・モノからコト消費へ
・新たな収益源の必要性
3.国内先進事例から学ぶエネルギー情報の活用術
・事業背景
・ビジネスモデル
・将来の展望
4.質疑応答/名刺交換
東京ガス(株) ネットワークカンパニー スマートメーター推進部長
堀 和秀(ほり かずひで) 氏
大阪ガス(株)理事 ネットワークカンパニー 経営企画部長
榊谷 武史(さかきたに たけし) 氏
少子高齢化に伴う将来的な検針業務の担い手確保への懸念や、激甚化する自然災害に対する保安・レジリエンス確保への要請の高まりを背景として、都市ガス業界においてもスマートメーター導入機運が高まりつつある。スマートメーター導入に際しては、大手事業者を中心としてメーター・通信・システムなどの規格統一化や業務標準化に取り組んでおり、こうした事例を取り上げつつ都市ガス業界が期待するスマメ活用効果と活用方法について紹介する。
<1>堀 和秀氏によるプレゼンテーション
1.東京ガスの紹介
2.保安、レジリエンス向上に向けたガス業界取り組みの歴史(耐震対策や消費機器保安対策)
3.スマートメーター推進部設置の背景(スマメ導入の目的や東京ガスのスマメ導入展開)
4.都市ガススマートメーターの紹介(メーターや通信仕様、電気スマメとの比較)
5.スマメセンターシステムの紹介(開発コンセプトや主要な機能)
<2>榊谷 武史氏によるプレゼンテーション
1.大阪ガスの紹介
2.大阪ガスにおけるスマートメーター導入に向けた取り組み
3.スマートメーター活用の具体例①:業務効率化のための活用
4.スマートメーター活用の具体例②:保安・レジリエンス維持向上のための活用
5.大阪ガスが取り組むスマート保安
<3>質疑応答/名刺交換
富山県砺波市出身。アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア株式会社)に入社。エネルギー/化学産業本部に所属し、電力会社・大手化学メーカ等のプロジェクトに参画。その後、起業。主に環境・エネルギー分野のビジネス推進や企業の社会貢献活動支援を実施。「環境・エネルギーに関する情報を客観的にわかりやすく広くつたえること」「デジタルテクノロジーと環境・エネルギーを融合させた新たなビジネスを創造すること」を目的に執筆/講演活動などを実施。一般社団法人エネルギー情報センター理事、一般社団法人エコマート運営委員、
一般社団法人CSRコミュニケーション協会理事を兼務。専門分野は 「環境・エネルギー」「デジタルテクノロジー」。
1996年 東京ガス 入社
〜2010年 生産部門にてLNG基地のオペレーション業務に従事
〜2014年 総合企画部にてビジョン策定やアライアンス業務などに従事
〜2017年 生産部門にて生産計画やLNG基地利用などスタッフ業務に従事
〜現在 導管部門にてDX推進業務やスマートメーター導入業務に従事
1993年 大阪ガス(株)入社。日本ガス協会へ出向後、企画部(制度企画チーム・マネジャー)にてガス料金、エネルギーの自由化等の制度設計に従事。
2017年より大阪ガスケミカル(株)へ出向(執行役員・企画部長)。
2019年に大阪ガス(株)に帰社し、ネットワークカンパニー 経営企画部長として現在に至る。