■ポイント■
・2024年度の電子書籍市場規模を発表、22年目を迎える業界定番の1冊
・最新概況、業界構造やビジネス構造などを業界有識者が徹底解説
・電子コミック・Webtoonの最新動向やIP展開、海外展開などを解説
・1万人を対象とした利用率調査を実施
・電子書籍利用者約3500人への調査を実施(うち有料電子書籍利用者約1500人)
・上記ユーザー調査結果のグラフ・図表データ(EXCEL形式)を収録
■概要■
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、デジタルコンテンツのニーズは高まり、電子書籍の利用は急速に拡大しました。しかし、5類感染症へ移行するとともに、生活がコロナ以前に戻る中で、インフレが進み消費マインドが低下するなど、電子書籍市場への追い風はなくなり、市場成長は緩やかになっています。
電子書籍ストアやアプリにおいては、販促費の投下、マーケティング力やグループ力、作品力の高さなどにより引き続き成長しているところと、
苦戦を強いられているところの差がより顕著になっています。
電子書籍が一般化する中で、多メディア展開やECとの連動、海外展開などを見据え、電子コミックをベースとしたIP戦略が重視されるようになっています。各プレイヤーがどのようにオリジナルコンテンツに取り組み、ビジネスを展開しているかにも注目が集まっています。また、Webtoonと呼ばれる縦スクロールのコミックについても、ようやく日本産の作品でヒットが生まれています。
一方、広く出版に対する取り組みも進化しています。紙の本も含めた出版DXを実現し、デジタルテクノロジーを活用してコンテンツを制作し、
販促、販売する取り組みが進んでいます。
本調査報告書は、このような電子書籍市場について、市場規模、国内およびアメリカの電子書籍分野で理解すべき最新動向、各関連プレイヤーの動向、ユーザーの電子書籍の利用動向などを多角的に分析しています。特に、多彩な専門家により、電子コミックおよびWebtoonの動向、広がりを見せるデジタルパブリッシング・出版DXについて詳細な解説を掲載しています。また、ユーザー調査においては、スマートフォンユーザーを対象とした電子書籍の利用率調査と、電子書籍利用者に限定して利用実態を伺う調査の二本立てとなっております。
■執筆者■
飯田 一史
出版ジャーナリスト/ライター
池上 真之
サクラス株式会社 代表取締役/グロービス・パートナー・ファカルティ/日本セルビア協会 理事
落合 早苗
O2O Book Biz株式会社 代表取締役社長/一般社団法人日本出版インフラセンター アクセシブル・ブックス・サポートセンター(ABSC) センター長/日本ペンクラブ 常務理事
菊池 健
一般社団法人MANGA総合研究所 所長/マスケット合同会社 代表
芳賀 佑介
株式会社ブックバーガー 代表取締役
平柳 竜樹
Culture Weaver合同会社 代表社員/Mangas.io 海外コーディネータ/蓋亞文化 東京事務所代表/インドネシアン・コミックス協会 顧問
真柴 涼
株式会社コミックルーム 所属
インプレス総合研究所
<1>電子書籍の市場規模
1.電子書籍ビジネスの定義
2.電子書籍ビジネスの沿革
3.電子書籍市場規模の推移
・市場規模の推移
・ジャンル別市場規模の内訳
<2>国内の電子書籍ビジネスの最新動向
1.電子書籍市場のこの1年間の主な出来事
2.電子書籍のビジネスモデル
・ストア型モデル
・レンタルモデル
・サブスクリプションモデル
・メディア型モデル
3.ストア・アプリの動向
4.取次事業者の動向
・概要
・取次事業者の事業拡張
5.電子図書館サービスの動向
・公共図書館・機関向け電子図書館の動向
・子ども向け読み放題サービス
・国立国会図書館の動向
6.オーディオブックの動向
7.アクセシブルな読書環境の整備
<3>電子コミック・Webtoonの動向
1.変化していくコミカライズ市場と「原作」というIP
・コミカライズの歴史
・主要プレイヤーの動向
・総括
2.電子書籍ストア・電子取次の動向とビジネスモデルの変化
・電子書籍ストアの動向
・電子取次の動向
・ビジネスモデルの変化
3.日本におけるWebtoonの現在地点
・コンテンツ制作側の動向
・配信プラットフォームとしての電子書籍ストアの動向
・多角化戦略を加速させる事業者の動向
・収益モデルの変化
・大規模な「マンガ賞」の創設
4.メディア化とIP戦略・IPビジネスの実情
・マンガ出版--IP量産のバリューチェーン
・「IP化」の歴史
・ビジネスとしての「IP化」
・電子書籍と「IP化」
・「IP事業」の将来性
5.海外展開の動向
・漫画ビジネスの海外展開パターン
・ライセンスビジネスのプレイヤーとプロセス
・海外漫画市場の動向と日本出版社への期待
・電子書籍プラットフォームの現状と取り組み
・翻訳漫画の「海賊版」問題
・おわりに
6.新人育成の動向
・2024年は、電子コミックやマンガにとってどんな年か?
・大規模化・機能特化が加速する新人賞・コンテスト
・グローバル展開と海外クリエイター獲得の強化
・制作支援から持ち込み・投稿までを内包する「投稿前支援」の進化
7.総括
・2025年は電子コミック・Webtoonにとってどんな年だったか
・国の動きの変化
・広告、決済、AIと、検討レイヤーが上がりつつある業界の課題
・出揃いつつある電子コミック海外進出への先兵たちと巨大資本
・成熟後の次の動きが見えつつある2025年
<4>デジタルパブリッシング・出版DXの動向
1.はじめに
2.デジタルパブリッシングとは
3.各種デジタルパブリッシングの国内動向
・Web小説
・マンガ動画、YouTubeアニメ
・Podcast
・有料記事サイト、ウェブジン、オンライン雑誌
4.出版DXとは
5.カスタマージャーニー/
マーケティング・ファネル設計に基づいた出版DX
6.国内出版DXの事例:コロコロコミック、絵本ナビ
7.国内外の成功事例から見る国内事業者の課題
8.総括
<5>米国の電子書籍ビジネスの最新動向
1.市場規模とトレンド
・一般書市場の動向
・電子書籍、オーディオブック市場の動向
・日本市場との比較分析
・大手出版5社の動向
2.米国電子書籍関連のトピックス
・アマゾンの電子書籍ビジネスの新展開
・オーディオブック市場の成長と変化
・生成AIと出版業界
・Appleのアプリ内決済に関する裁判と影響
3.電子書籍の課題と展望
・米国電子書籍市場の課題
・米国電子書籍市場のビジネスチャンス
<6>電子書籍ストア・サービスの動向
1.楽天Kobo電子書籍ストア
2.ブックライブ
3.honto
4.めちゃコミック
5.コミックシーモア
6.ebookjapan
7.LINEマンガ
8.ピッコマ
9.U-NEXT
10.DMMブックス
11.Renta!
12.少年ジャンプ+
13.絵本ナビ
14.audiobook.jp
15.Kindleストア
16.LibrariE & TRC-DL(図書館流通センター電子図書館サービス)
<7>モバイルユーザーの電子書籍利用実態
1.調査概要
・調査概要
2.留意事項
・集計方法について
・誤差について
3.回答者のプロフィール
4.モバイルユーザーの電子書籍利用状況
・モバイル機器利用者の電子書籍の利用率
・マンガ・書籍・雑誌の購読状況(紙及び電子)
・オーディオブック利用率
・電子書籍利用者数の増加率
・利用者のプロフィール
・Web小説の利用率
・マンガ動画の利用率
・電子図書館の利用率と利用意向
5.電子書籍者の利用実態
・読む電子書籍のジャンル
・利用しているサービスやアプリと購入・課金しているサービスやアプリ
・電子書籍を読むときや読む場所
・電子書籍を読む量と手段
・評価
・購入・課金状況
・縦スクロールのマンガの利用状況
<掲載資料一覧>
・電子書籍市場規模の推移
・電子書籍市場規模のジャンル別内訳
・この1年間の電子書籍に関わる主な出来事
・主な電子書籍ストア/アプリの販売モデル
・主なマンガアプリの概要とダウンロード数
・利用している電子書籍ストアやアプリTop20(複数回答)
・利用しているもののうち購入・課金したことのあるストアやアプリ(複数回答)
・電子図書館サービス「ちいさな子育て図書館」
・電子図書館サービスの導入公共図書館数の推移
・国立国会図書館の個人向けデジタル化資料送信サービス
・主なオーディオブック配信サービス比較
・audiobook.jpの会員数の伸び
・Audibleの2023年、2024年オーディオブックTop10
・audiobook.jpの2024年間ランキング
・オーディオブックの利用経験と利用意向
・読書バリアフリー啓発用リーフレット
・「LibrariE & TRC-DL」のテキスト版サイトでのユーザーインターフェイス
・「アクセシブルブックを探す」コーナーが設置されたBooks
・ライトノベル企画イベント「ライトノベル展2024」告知
・『転生したらスライムだった件』『この素晴らしい世界に祝福を!』イメージ
・『ナイツ&マジック』『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません』イメージ
・『鬼の花嫁』イメージ
・「第一回Nola原作大賞」開催のお知らせ
・『フウフヤメマスカ?』イメージ
・『極道上司に愛されたら〜冷徹カレとの甘すぎる同居〜』イメージ
・第0回マンガアニメIP市場規模(2022年)
・出版社の海外展開方針における積極度のグラデーション
・ライセンスビジネスにおける主なプレイヤー
・ライセンスビジネスにおける許諾元、著作権代理店、許諾先の三者間での一般的なプロセス
・国・地域別の紙と電子の大まかな売上比率
・国・地域別の前年からの売上変化についての回答結果
・フランスにおける主な電子コミックプラットフォーム一覧
・コミックの新刊点数と平均単価の推移 など
■調査概要■
<電子書籍の利用率調査>
調査対象 :atocos株式会社 スマートアンサーの保有するアンケートパネル
有効回答数 :10,281サンプル
サンプリング :性年齢階層別スマートフォンでのインターネット
利用人口構成比(総務省 通信利用動向調査)に可能な限り整合するように抽出。
ただし、年代により回収率が異なっており母集団との乖離が見られるため、比重調整を行った上で分析している
調査手法 :スマートフォン・タブレットのアプリ上でのアンケート
調査期間 :2025年5月21日〜28日
<電子書籍利用実態調査>
調査対象 :利用率調査で電子書籍を利用していると回答した人
有効回答数 :3,588サンプル(うち有料利用者1,503)
調査手法 :スマートフォン・タブレットのアプリ上でのアンケート
調査期間 :2025年5月28日〜6月9日