令和６年度介護報酬改定の全体像と
厚生労働省 老健局 老人保健課
介護保険データ分析室長
福田 亮介（ふくだ りょうすけ） 氏
令和６年度は介護報酬、診療報酬の同時改定の年である。医療ニーズを抱える高齢者にどう対応するかは近年特に重要な介護保険における課題であり、今回の令和６年度改定においても重要なテーマであった。本講演では、令和６年度介護報酬改定の概要や医療介護連携、重度化防止・自立支援に関する主な改定項目等について、社会保障審議会介護給付費分科会等でお示しした介護保険を取り巻く基礎的なデータとともにご説明する。
１．令和６年度介護報酬改定について
２．介護保険をとりまく状況 -医療介護連携を中心に-
３．介護老人保健施設、リハビリテーションなどの改定項目
４．介護サービス従事者の処遇改善
２０１１年 慶應義塾大学医学部卒。２０１３年 済生会宇都宮病院にて臨床研修終了。慶應義塾大学病院小児科、佐野厚生総合病院小児科を経て、２０１４年４月に厚生労働省入省。
厚生労働省入省後は、母子保健課（小児慢性特定疾患、新生児マススクリーニング等）、環境省環境保健部石綿健康被害対策室（石綿康被害救済制度等）、研究開発振興課（臨床研究法施行準備、臨床研究中核病院、研究不適切事案対応）を経て、２０１８〜２０２０年ハーバード公衆衛生大学院留学。公衆衛生学修士、理学修士取得。
帰国後、健康局予防接種室（コロナワクチン）を経て、２０２０年１０月より、医政局医事課。２０２１年１月より医師養成等企画調整室長（現職）、２０２２年４月より医師等医療従事者働き方改革推進室長。医師の働き方改革、医師の需給、医師養成（専門研修、臨床研修）、オンライン診療などを担当。２０２２年７月より現職。
