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企業価値向上のためのコーポレートR&D戦略見直しと変革〜期待値経済とエコシステム型市場を捉え、研究開発を未来の成長へつなげる〜

9月29日(火)
株式会社ニューチャーネットワークス 代表取締役
高橋 透(たかはし とおる) 氏
[セミナー対象]
CTO・技術担当役員、コーポレートR&D部門・研究所の責任者、研究開発企画・技術戦略、新規事業開発、技術マーケティング、経営企画、知財、オープンイノベーション、CVCの担当者。研究成果の事業化や研究開発投資の企業価値への接続に課題を持つ経営者・経営幹部。
[セミナーの目的]
期待値経済と産業横断型エコシステムの進化を踏まえ、コーポレートR&Dが将来事業ドメインと成長エコシステムを構想し、自社の役割・機能を研究開発テーマへ落とし込む方法を習得します。さらに、技術マーケティング戦略を共通言語として、ポートフォリオ、ステージゲート、事業化までを一体化します。
[セミナー概要]
経済社会は、現在の利益だけでなく、将来の成長期待が企業価値を形成する「期待値経済」へ移行しています。その背景には、AI・DX・データ・プラットフォームによって産業の境界が崩れ、異業種が結びついて価値を生み出す「エコシステム型市場」の進展があります。これからの企業価値は、どの成長エコシステムに参加し、その中でどのような役割を担い、顧客接点・データ・標準・中核技術などのパワーを握るかによって大きく左右されます。
本セミナーでは、コーポレートR&Dを「技術を開発する部門」から「将来の企業価値を構想する部門」へ転換する方法を体系的に解説します。市場環境シナリオから将来事業ドメインと成長エコシステムを描き、その中で自社が担う役割と中核機能、情報・価値・利益が循環するビジネスモデルとバリューチェーンを設計します。さらに、顧客経験価値、コア技術、製品・サービス、エコシステム・ビジネスモデル、バリューチェーンを統合した「技術マーケティング戦略」を研究開発テーマ設定の前提とし、ポートフォリオ編成、ステージゲートで
投資判断、事業化、R&D組織・人材の変革までを一貫したマネジメント体系として提示します。
[アジェンダ]
第1章:期待値経済への転換とコーポレートR&Dの企業価値責任
・企業価値は現在利益だけでなく、将来キャッシュフローへの期待で形成される
・ROE・PER・PBRから読み解く、日本企業に対する将来成長期待の低下
・株主・取締役が求めるのは、次の成長領域を示すエクイティ・ストーリー
・研究開発費を費用ではなく、将来の成長オプションを生む戦略投資として捉える
・コーポレートR&Dを、技術開発部門から将来企業価値の構想部門へ転換する
第2章:産業別市場から、産業横断型の『エコシステム型市場』へ
・自動車・電機・金融・通信という従来の産業区分だけでは成長市場が見えない
・AI・DX・データ・プラットフォームが産業の境界を越えて企業を結びつける
・異業種が一つの価値提供システムを形成し、新しい市場と利益を生み出す
・顧客接点・データ・標準・プラットフォームを握る企業が主導権を持つ
・競争の単位は企業対企業から、エコシステム対エコシステムへ変化する
第3章:成長エコシステムの中で、自社の役割と価値創造モデルを設計する
・どの成長エコシステムに参加し、その中でどの役割を担うのかを明確にする
・エコシステム全体の価値創造に不可欠な、自社の中核機能を定義する
・データと情報が企業間をネットワークし、継続的に循環するビジネスモデルを描く
・開発・生産・販売・運用を越えて、価値と利益が循環するバリューチェーンを構築する
・エコシステム内での将来の役割とパワーを、企業価値向上の物語へ翻訳する
第4章:将来事業ドメインと将来エコシステムから研究開発テーマを設定する
・市場環境シナリオから、10年後・20年後の社会と成長するエコシステムを構想する
・エコシステムの中で、社会課題と顧客経験価値から、自社が実現したい未来の姿を明確にする
・エコシステムの中で将来の成長機会を捉え、企業が進むべき将来事業ドメインを設定する
・将来エコシステムの参加者、役割、パワー関係、情報・価値の循環を想定する
・将来事業ドメインとエコシステムから、必要な研究開発テーマをバックキャストする
第5章:研究開発テーマの前提となる『技術マーケティング戦略』
・顧客経験価値:顧客や社会に、どのような変化と新しい経験を生み出すのか
・コア技術:顧客経験価値を創発する中核機能として、どの技術を磨くのか
・製品・サービス:コア技術を、顧客が利用できる価値へどう変換するのか
・エコシステム・ビジネスモデル:誰と価値を共創し、情報と利益をどう循環させるのか
・バリューチェーン:開発・生産・販売・運用のどこで競争優位を生み出すのか
第6章:技術マーケティング戦略を起点とするポートフォリオとステージゲート
・技術マーケティング戦略を、テーマ設定とポートフォリオ編成の前提にする
・将来事業ドメインへの貢献度とエコシステム内の役割からテーマを評価する
・Core・Adjacent・Transformationalの3領域で研究開発投資を配分する
・技術マーケティング戦略の構想書を、各ステージゲートの主要審査ドキュメントとする
・仮説検証とリアルオプションにより、継続・追加投資・連携・中止を判断する
第7章:新たな時代に向けたコーポレートR&D組織の変革
・CTOの下に戦略、インキュベーション、エコシステム形成、CVC機能を配置する
・研究・マーケティング・事業・知財・生産を結ぶクロスファンクショナル体制をつくる
・大学、スタートアップ、VC、他社から技術・人材・資金を取り込む
・社内事業化に限定せず、JV、ライセンス、M&A、カーブアウトも選択する
・研究者を、技術と価値と事業を構想できる技術マーケターへ進化させる
【質疑応答/名刺交換】


上智大学経済学部卒業後、 AGC株式会社(旧旭硝子)入社。セラミックスのマーケティング、消費財の新商品開発、広告宣伝を担当。その後大手コンサルティング会社を経て、経営コンサルティング会社“ニューチャーネットワークス”を設立し、代表取締役を務める。専門は研究開発戦略、新製品・新事業開発、エコシステム・ビジネスモデル戦略、顧客経験価値開発など価値創造領域。その一方で技術開発、製造現場のボトムアップ力強化と組織体質改革のためのブレークスループロジェクトを展開。これまで国内外で1000以上のプロジェクトを経験。2024年に金沢郊外に築200年の古民家を移築したホテル「Onsen & Garden 七菜」を開業。2010年より上智大学非常勤講師(経済学部:コンセプトメイク、全学共通:グローバルベンチャー)。2016年より「ヘルスケアAIoTコンソーシアム」理事。
■主な訳書、著書
「顧客経験価値を創造する商品開発入門」(著、中央経済社)、「デジタル異業種連携戦略」(著、中央経済社)、「技術マーケティング戦略」(著、中央経済社)、「勝ち抜く戦略実践のための競合分析手法」(著、中央経済社)、「90日で絶対目標達成するリーダーになる方法」(著、 SBクリエイティブ)、「GE式ワークアウト」(共訳、日経BP)、「ネットワークアライアンス戦略」(共著、日経BP)
日本能率協会「JMA MANAGEMENT『「デジタル異業種連携」を成功させるために』」技術情報協会「月刊 研究開発リーダー」など寄稿多数。日経BP社プレミアムサイトに5年間、日経産業新聞WEB「企業マネジメント最新トレンド」へコラム執筆。弊社コラムサイト「グローバル・エイジ」にてコラム執筆多数。
