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ビジネス構造マップ×生成AIを活用
〜アイデアが出ないを2ヶ月で変えるプロセス手法〜

4月10日(金)
(株)リーディング・イノベーション 代表取締役社長
シニア・コンサルタント
芦澤 誉三(あしざわ よしぞう) 氏
研究開発部門を持つ多くの企業は、「優れた技術があるのに市場価値として語れない」「研究テーマの方向性が決めにくい」「応用展開のアイデアが広がらない」という悩みを抱えているのではないでしょうか。この悩みを解決するひとつの方法は、技術を“機能”へ変換し、さらに機能を“価値”へと変換するプロセス技術と考えます。
本セミナーでは、自社が持つ技術の捉え方を変え、技術→機能→価値の順に段階的に整理していく「価値変換プロセス」を、具体的ステップ、思考フレーム、事例を交えながら体系的に解説します。また、自社らしく、かつ顧客にとって魅力的なアイデアを、なるべく時間をかけずに発掘することも重要な課題になります。すなわち、タイムパフォーマンスの向上も求められています。生成AIは、バックオフィス業務の効率化に役立つことが分かってきていますが、新製品・新規事業テーマ発掘のタイムパフォーマンス向上にも有効なツールになります。ただし、単に生成AIを使った検索や壁打ちをしても、魅力的なアイデアの発掘は難しく、パフォーマンスを上げていくには、体系的なアプローチが必要になります。
私共では、体系的アプローチのツールとして“ビジネス構造マップ”を考案し活用しており、このツールと活用方法についても解説します。研究成果を“価値”につなげたいR&D部門の方、技術を軸にしたテーマ創出を強化したい方に最適なプログラムです。
1.常識が新製品・新規事業開発の行き詰まり感を生んでいる
・“強みを活かせ”の常識はチャンスを減らしている
・“成長分野を狙え”だと平凡なテーマしか出てこない
・“変化はチャンス”だが変化がない所にもチャンスはある
・常識を信じ過ぎるとテーマ探索が行き詰まる
・マーケティングと新規事業開発の違い
・テーマ探索が難しい理由の本質
・新規事業テーマ探索の進め方手法の色々
2.“潜在ニーズは無限にある”と言える理由
・未来事業が生まれるいくつかの法則
・市場が変化するのではなく技術が市場を変化させている
・新市場開発は置き換え市場開発と考えると分かりやすい
・潜在ニーズとは、ニーズギャップとは
・ニーズギャップと未来事業と技術シーズの関係
・ニーズギャップ仮説の見つけ方
・潜在ニーズは無限にある、よって自社に合ったものを選べばいい
3.技術を機能に変換するやり方
・技術を要素分解してもアイデアは出ない
・新製品・新規事業開発から見た技術分析
・技術を機能製品技術に変換する重要性と変換法
・目的型事業と機能型事業の違い
・素材、部品メーカーの自社らしさの考え方
・最終製品メーカーの自社らしさの考え方
・食品メーカーの自社らしさの考え方
・サービスベンダーの自社らしさの考え方
4.機能を価値に変換する重要性とやり方
・顧客価値の考察(種類、大きさなど)
・基本価値と付加価値と経済的価値
・相対的価値という考え方の重要性
・機能・性能の差別化を魅力ある価値に変換する上位目的発想
5.技術発で魅力あるテーマを発掘するビジネス構造マップ×生成AIの進め方
・進め方の全体像と2ヶ月でテーマを発掘した推進事例
・自社の強みと自社らしさの違い
・自社らしい機能製品技術の抽出方法と探索領域の設定
・自社らしい探索領域を構造化する(ビジネス構造マップ)
・ビジネス構造マップから可能性の高い領域を絞り込む生成AIの活用
・商品・事業アイデアを考える前に“誰に売るか”を決める
・生成AI情報の信頼性確認
・顧客価値の高い事業アイデア発案のやり方(B2BとB2C別に解説)
・技術発テーマのアウトプットの構成要素
・ビジネスモデル構想立案のポイント
・ビジネスモデルの魅力度の確認方法
6.競争優位戦略の立案
・事業特性分析の重要性
・強みを活かせることが競争優位ではない
・競争優位を生み出す戦略発想
7.質疑応答


1982年 早稲田大学理工学部卒業。石油開発のエンジニアリング会社を経て、日本能率協会コンサルティングに入社し、約13年間、新規事業開発およびマーケティング関連のコンサルティングを行う。その後、一部上場メーカーにて新規事業開発に携わり、別会社として独立し取締役に就任。ソフトウェアベンチャーの役員を経て、現在、(株)リーディング・イノベーションの代表取締役/新規事業開発上級職人として、大手・中堅の新規事業開発、研究所発の新規事業開発、スピンオフベンチャーの創出など、新規事業プロデュースの支援を行っている。
【主な著書・論文】
「事業化プロデューサー養成講座」明日香出版社/「ビジネスレイヤー別新規事業開発実践ガイド」企業研究会/「技術シーズの新規事業開発への結びつけ方」(経営センサー)東レ研究所/「新規事業に立ちはだかる壁に挑む(16回連載)」(ビジネスリサーチ)企業研究会/「顧客満足を先取りする“提案開発アプローチ”」(ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス)ダイヤモンド社他多数
