SSK 株式会社 新社会システム総合研究所

ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
【世界のAI特需が生むビジネス機会】

AIデータセンター時代の電力インフラ戦略

〜世界の事例から学ぶ発電・送電・電力供給の最新動向〜

No.
S26038
会 場
会場受講はございません

開催日
2026年 1月27日(火) 10:00~12:00
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受講料
1名につき 33,880円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
備 考
事前に、セミナー講師へのご期待、ご要望、ご質問をお受けしております。
可能な限り講義に盛り込んでいただきますので
お申込フォームの質問欄を是非ご活用ください。


■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを開催前日までに
   お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加ください。

■アーカイブ配信について
<1>開催日より3〜5営業日後を目安にVimeoにて配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、
   視聴用URLをお送り致します。
<3>動画は配信日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。

※ライブ配信受講者様で、アーカイブ配信もご希望の場合は
 1名につき追加料金11,000円(税込)で承ります。
 ご希望の場合は備考欄に「
アーカイブ配信追加受講希望」と記入ください。
 複数名でお申込の際は、アーカイブ配信追加受講者様の各ご芳名を備考欄に
 追記をお願い致します。

会場受講以外の受講方法について詳しくはこちらをご確認下さい。

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パンフレット よくあるご質問

1月27日(火)

AIデータセンター時代の電力インフラ戦略

株式会社インフラコモンズ 代表取締役
今泉 大輔(いまいずみ だいすけ) 氏

10:00~12:00

AIデータセンターの急拡大は、従来の電力インフラ設計を根底から変えつつあります。本講演では、米国・韓国・中東など世界で進むAIデータセンターの最新動向を、発電・送電・電気設備の視点から体系的に解説します。
4〜5GW級専用発電を備えた巨大キャンパス、広域送電網改修を伴う政府主導モデル、ガス・再エネ・淡水化を統合した中東の国家インフラ一体型構想など、最前線の事例を詳細に分析。さらに、GPU集中稼働に伴う系統容量逼迫、冷却・蓄電・配電設備の高度化、発電所跡地活用といった実務課題を整理し、日本企業が参入し得る領域・政策的示唆を提示します。
AIデータセンター時代の電力インフラ戦略を捉える必見の講演です。

1.イントロダクション
 ●AIデータセンター需要が電力インフラに与えるインパクト
  ・世界のAIファクトリー建設ブーム(米国・韓国・中東・欧州)
  ・GPU集中稼働が引き起こす「電力供給・送電網ボトルネック」
 ●AIデータセンター×電力インフラの基本構造
  ・発電(再エネ/ガス/専用発電)
  ・送電(専用線・変電所・系統容量)
  ・電気設備(冷却・蓄電・バックアップ)

2.事例ベースで学ぶ:グローバルAIデータセンターの最新動向
 (1)米国:OpenAI/SoftBank/Crusoe「Stargate 4.5GW」モデル
  ・巨大AIデータセンターを支える 4.5GW専用発電タービン
  ・発電所隣接・専用送電線・専用変電所の“Power-First”設計
  ・日本企業が入り得る領域:ガスタービン周辺設備、送電・変電、冷却・蓄電設備
 (2)韓国:政府主導の「AIファクトリー+広域電力網改修」
  ・全羅南道の3GW級AIデータセンター構想
  ・系統制約の克服に向けた広域送電網強化/高密度冷却/蓄電併設
  ・日本へ示唆:老朽送電網更新・再エネ併用モデルへの応用可能性
 (3)中東/UAE:G42主導「Stargate UAE(5GW級)」
  ・ガス+太陽光+海水淡水化+冷却設備を統合した“メガキャンパス設計”
  ・国家インフラ(発電・送電・水)とAIデータセンターの完全統合モデル
  ・EPC・重電・電線メーカーの国際展開機会
 (4)発電所隣接型モデル(米国・英国)
  ・廃止した石炭火力跡地/既存変電所隣接地にAIデータセンターを直建設
  ・送電距離短縮・専用線・バックアップ設備の合理性
  ・日本国内での「発電所跡地再活用」への示唆
 (5)その他のソブリンAI事例
  ・サウジNEOM(Zero-Emission発電×AIインフラ)

3.事例から読み解く:発電・送電・電気設備のポイント
 (1)発電:電源の“確保競争”が始まっている
  ・専用発電(天然ガス・再エネ・SMR)
  ・PPA(電力購入契約)と電源前払いモデル
 (2)送電:系統容量・変電所・専用線がボトルネック化
  ・AIデータセンターが“送電網の空きを奪い合う”現象
  ・HVDC/系統連系・再エネ連系の重要性
 (3)電気設備:冷却・蓄電・配電の高度化
  ・液浸冷却・廃熱回収・蓄電池併設
  ・高密度GPUラック対応の配電盤・ケーブル・電設工事

4.質疑応答

今泉 大輔(いまいずみ だいすけ) 氏
インフラコモンズ代表。リサーチ歴30年。米シスコシステムズのコンサルティング部門で7年間、金融・流通・電力・自動車業界の経営層向けレポートを担当。その後、ネットベンチャーを創業するなど、テクノロジーと経営の両面で実務経験を積む。
近年はロボティクスと自動運転、そしてNVIDIAが提唱する「フィジカルAI」を重点テーマにリサーチを展開。北米・中国・欧州の先端ロボット企業などについて、ChatGPT + Deep ResearchやGemini Pro + Deep ResearchなどAIの能力をフルに活かす新しいタイプの調査手法を考案し、毎週数多くの調査結果を公開している。
著書に『電力供給が一番わかる』『再生可能エネルギーが一番わかる』(技術評論社)。
20年以上にわたり執筆を続ける業務ブログ「ITmediaオルタナティブブログ」では、「経営者が読むNVIDIAのフィジカルAI/ADAS業界日報」を運用。https://blogs.itmedia.co.jp/serial/
noteでは自動運転等の報告書を販売中。
【報告書/ケーススタディ】経営者が読むNVIDIAのフィジカルAI 業界日報 by 今泉大輔
https://note.com/chatgptexecutive/
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