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2026年 激変する電力・エネルギー市場

1月23日(金)
A.T.カーニー(株) エネルギープラクティス
シニアパートナー
筒井 慎介(つつい しんすけ) 氏
日本の電力・エネルギー市場は大きな変化に直面しているが、その変化の影響は必ずしも確定的ではなく将来の不確実性を増し続けている。昨今の生成AIやデータセンターの急拡大を背景に、これまで前提とされてきた電力需要抑制シナリオは大きく見直されつつあるが、その見立ても一様ではない。また、供給サイドでは再生可能エネルギーのコスト高騰やリスク増大を背景に事業環境が厳しさを増し、洋上風力を含め拡大基調を前提として良いかにも疑問が生じている。
2025年2月に閣議決定されたエネルギー基本計画は、こうした背景のもとで経営・事業戦略の拠り所として十分には機能しないことに加え、同時市場、供給力確保義務、中長期市場、GX-ETSといった新たな市場・制度の導入を控え、電力・エネルギー事業では制度対応力が競争力を左右する時代となった。
本講演では、需要・供給構造の変化、新たな市場/制度および政権・国際情勢の影響も踏まえ、2025年以降の戦略検討において企業が押さえるべき論点を多角的に考察する。
1.2025年のエネルギー市場におけるトピックス
2.データセンター・生成AIがもたらす需要構造変化
3.再エネ・蓄電池事業の現状と課題
4.電力市場の変化と事業への影響
5.GX-ETS/カーボンプライシングの概要と影響
6.今後の戦略検討上の論点
7.質疑応答


東京大学工学部機械工学科卒。ジェーシービーを経て、A.T. カーニーに入社。エネルギー、電力、都市ガス、通信業界を中心に、事業戦略、M&A戦略、新規事業立案、シナリオプランニング等を支援。近年は幅広い業界におけて脱炭素化を含むサステナビリティに関連した支援を実施。電力自由化を契機とした業界構造変化等をテーマとした講演・セミナー多数。
2013年、2014年に経済産業省資源エネルギー庁電力改革推進室(課長補佐)に出向。2014年より2017年まで京都大学院経済学研究科 特任准教授。
