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【参入相次ぐグローバル市場の現状と将来展望】
〜機械が知能を持つ時代へ〜

1月15日(木)
株式会社三菱総合研究所 先進技術センター
主席担当部長
中村 裕彦(なかむら ひろひこ) 氏
フィジカルAIは、人工知能をロボットや機械に組み込み、現実世界で認識・推論・行動できるシステムを指し、近年、大きな注目を集めている。フィジカルAIは、実時間での応答や稀な現象への適切な応答、操作の簡便性などで特徴づけられ、多種多様な作業を柔軟に遂行するデモンストレーションが様々な機関から公開されている。AmazonのDeepFleetなど実運用も進みつつある。
本講義では知能を持つ機械システムとしてのフィジカルAIの現在の社会実装に向けた動きと今後の展望を示す。特に、材料・構造自体に知的機能を付与するフィジカル・インテリジェンス的概念をフィジカルAIの枠組みの中に統合する可能性について展望する。
1.フィジカルAIへの期待
2.フィジカルAIの応用が期待される領域:AIロボットを中心に
3.フィジカルAIにおける基盤モデルの役割
4.フィジカルAIの実用化動向:DeepFleetなどの先行事例の紹介
5.フィジカルAIの将来展望:フィジカルインテリジェンス統合の可能性
6.社会実装に向けての課題
7.質疑応答


1984年 東北大学卒業。1989年 東北大学大学院。博士課程修了。1989年 三菱総合研究所入社。入社後、産学官の多様なクライアントに対し、先進技術の産業・社会応用に関する調査・コンサルティングを提供。科学・技術に対する俯瞰的な知見と事業コンサルタントとしての各種スキルを総合した分析を得意とする。2020年より先進技術センターでバーチャルテクノロジーやAIロボティクス関連研究に従事している。博士(理学)
