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【次世代のデジタルマネー】
〜ビジネスはどう変わるのか?〜

12月19日(金)
SBI金融経済研究所株式会社 統括主任研究員
中山 靖司(なかやま やすし) 氏
ナカモトサトシがビットコインで実現しようとしたことの核心は、信頼できる中央集権的な第三者(銀行など)を介さずに、二者間で直接、安全に金銭のやり取りができるP2P電子通貨システムを構築することでした。
しかしながら、仮想通貨(暗号資産)はボラティリティが大きく投機的なイメージが先行し、当初見込まれた日常の決済手段としての普及や広範な金融効率化には課題が残っています。この価格変動の課題を解決すべく開発されたものがステーブルコインです。
本講演では、ビットコインとステーブルコインの決定的な違いから、その仕組み、直面する規制や$1ペッグ崩壊リスクまでを基礎から解説。「金融の未来図」において、ステーブルコインがどのようにビジネスや日常を変えるのかを、実務的な視点で考察します。
1.改めて暗号資産とは何か?:なぜ「安定性」が課題なのか?
2.ステーブルコインとは何か?:裏付け資産と法定通貨ペッグの仕組み
3.グローバルな規制の動向:日本・米国・EU
4.ステーブルコインが変えるビジネス:送金、決済、DeFiへの応用
5.金融の未来図:
ステーブルコインが切り開く次世代のデジタルマネー戦略・伝統金融と次世代金融
6.質疑応答/名刺交換


1964年生まれ。東京工業大学(院)経営工学修士。1988年 日本銀行入行。主に情報セキュリティや電子決済関係の実務及び調査・研究に従事し、1996年 日銀におけるCBDC研究の先駆け「日銀-NTT方式」電子通貨を研究・開発。東京大学先端経済工学研究センター(現在先端科学技術研究センターに吸収)助教授、FISC調査部長等を歴任後、日銀金融高度化センターで「IT(AI)を活用した金融の高度化に関するWS」(全10回)を企画し座長を務める。現在、SBI金融経済研究所 統括主任研究員、特定非営利活動法人 金融IT協会 理事、SBI大学院大学 客員教授。特許「発行機関分離型番号登録式電子現金方法および利用者装置」他。
