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電力システム再構築下の分散型ビジネス〜蓄電池ガイドラインとEV×グリッド革命〜
10月 2日(木)
大阪大学大学院工学研究科
ビジネスエンジニアリング専攻 招聘教授
関西電力株式会社 シニアリサーチャー
西村 陽(にしむら きよし) 氏
2025年、電力システムの立て直しと脱炭素の両立を目指す第七次エネルギー基本計画の下で電力基盤再構築が進められている。
一方、オンサイト・オフサイトの太陽光発電増加、系統用・ユーザー設置両方の定置型蓄電池投資ブームも続いている。
そちらの国の政策動向を概観するとともに、各分野でのビジネス開発、中長期マネタイズの勘所を考える。加えてとりまとめの立場にある蓄電池ガイドラインやEV/グリッド連携検討についても最新情勢を提供する。
1.第七次エネルギー基本計画と電力基盤構築小委・WGでの検討
・第七次エネルギー基本計画から読み取る電力政策2025
・電気事業ファイナンス、再エネ吸収強化、小売への規制強化
・分散型電力システム検討の現在位置と構造
2.分散型電力システムの現況
・分散型電力システム検討会、定置型蓄電池検討会、DR ready勉強会の動向
・サイバーセキュリティ問題とJC-STAR
・低圧リソース活用のルール具体化と新スマートメーター
3.定置型蓄電池ガイドライン
・いかに合理的で安全な蓄電池を買い、使うのか
・国内外技術・製品のベストミックスへ
4.EV×グリッド革命 〜胎動するEV/電力ビジネス
・スマートチャージングの基礎と条件
・共有化するデータのイメージ
・EVビジネスの現在地 〜先行するフリート分野
5.質疑応答/名刺交換
大阪大学大学院工学研究科招聘教授(ビジネスエンジニアリング専攻)
1961年 富山県生まれ。1984年 一橋大学経済学部卒業、関西電力株式会社で調査、戦略、環境、マーケティング等を担当、現在シニア リサーチャー。この間、学習院大学経済学部特別客員教授(専任)、関西学院大学経済学部非常勤講師、大阪大学大学院工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻招聘教授を歴任、2016年から現職。
主著に『電力改革の構図と戦略』『検証 エンロン破綻』、『電力のマーケティングとブランド戦略』『にっぽん電化史』『エナジー・エコノミクス』『にっぽん電化史』シリーズ、『まるわかり電力システム改革2020年決定版』、『カーボンニュートラル2050アウトルック』、『GXフィフティーン』『電力改革トランジション』『EV×グリッド革命』他。
<所属協会・団体・学会等> 公益事業学会理事・政策研究会幹事、国際公共経済学会理事他。