会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
R&D現場における「戦略デザイン」の実践〜技術を価値に変える思考と行動〜
8月29日(金)
株式会社ケミストリーキューブ
代表取締役 イノベーションコンサルタント
平木 肇(ひらき はじめ) 氏
戦略デザインは、技術・科学・知財・ビジネスを統合し、現場発のイノベーションを実現するためのテクノロジーマネジメント(MOT:Management Of Technology)の中核となる取り組みです。
本講演では、現場の技術者・研究者が戦略デザインの実践を通して、自ら事業家視点を持ってビジネスモデルや技術戦略を描く力を養い、R&D部門が企業の成長エンジンとなるための実践的アプローチを紹介します。具体的なフレームワークや事例を交えながら、組織における戦略構想力と人材育成の両面からR&D現場に必要な取り組みを考えます。
1.変革期におけるR&Dの役割と「戦略デザイン」の重要性
・企業を取り巻く変化と危機感
・変化するR&Dの役割と現場の悩み
・R&D自己変革とテクノロジーマネジメント
・戦略デザインの重要性
2.戦略デザインのコンセプト
・ビジネス・技術・科学・知財の統合
・なぜ、技術者、研究者がビジネスを構想するのか
・「点」の技術開発から「面」の技術戦略へ
・組織を横断したコミュニケーションの促進
3.R&D現場における戦略デザインの実践
・テクノロジードリブン・ビジネスモデル(TDB)の設計
・オープン&クローズ戦略の構想
・技術戦略シナリオの構築
・戦略デザインにおける生成AIの活用
4.戦略デザインがもたらす変革
・戦略デザインは2軸の活動
・戦略デザインが組織変革にもたらす意味
・人材のマインドと組織文化の醸成が鍵
・経営者・管理者の役割
5.質疑応答/名刺交換
1992年筑波大学を卒業、シャープ(株)入社。エンジニアとして先端電子デバイスの研究開発・製品開発・生産技術開発に取り組む。通産省(当時)主幹の次世代研究プロジェクトに参画。
1999年(株)日本能率協会コンサルティング入社。14年間にわたり、技術経営(MOT:Management of Technology)、イノベーションマネジメント、研究開発(R&D)マネジメントを主領域としたコンサルティングに従事。
2014年(株)ケミストリーキューブ設立。 “技術人材の知恵を、価値を創り出す力に変える”をコンセプトとして、企業の技術力・価値創造力の向上と人材の教育開発を支援している。