会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
蓄電池プロジェクトに関する法務〜制度と契約実務の基礎から最新動向まで徹底解説〜
7月30日(水)
森・濱田松本法律事務所外国法共同事業
パートナー・弁護士
岡谷 茂樹(おかたに しげき) 氏
近時、市場整備や政府支援策による事業環境の変化により、蓄電池を用いたビジネスの機会が拡大しています。系統用蓄電池については、長期脱炭素電源オークションに参加する案件に加え、トーリング型やマーチャント型の案件も検討・開発が進んでいます。また、FIP制度の普及に伴い、再生可能エネルギー発電設備への蓄電池の併設も進んでいます。
本講義では、プロジェクトを着実に進めるために押さえておくべき、蓄電池に関連する制度と契約作成・交渉のポイントを解説します。また、プロジェクトファイナンスの組成や上場インフラファンドへの組入についての課題と展望も概説します。
1.蓄電池プロジェクトのビジネスモデル
2.蓄電池プロジェクトに関連する制度
(1)卸電力取引市場、需給調整市場、容量市場(メインオークション・脱炭素電源オークション)
(2)再生可能エネルギー関連制度(FIT/FIP制度との関係等)
(3)系統利用ルール
3.蓄電池プロジェクトに関連する各種契約の留意点
(1)オフテイク契約、トーリング契約、運用委託契約等
(2)蓄電池供給契約、設計施工契約
(3)長期メンテナンス契約、保守契約
(4)その他のプロジェクト関連契約
4.蓄電池プロジェクトの資金調達
(1)プロジェクトファイナンスの組成
(2)上場インフラファンドへの組入
5.質疑応答/名刺交換
森・濱田松本法律事務所外国法共同事業所属、弁護士・ニューヨーク州弁護士。東京大学法学部卒業、米国バージニア大学ロースクールLL.M.修了。2003年森・濱田松本法律事務所入所、2005年〜2006年 経済産業省取引信用課出向、2009年〜2010年 Clayton Utz法律事務所(豪州)にて執務、2010年〜2011年 みずほ証券株式会社グローバル投資銀行部門に出向。再生可能エネルギー/水素等の脱炭素燃料を利用する発電所・蓄電所の開発プロジェクト、水素パイプライン供給実証、その他の脱炭素分野の案件に多数関与。最近の著書として、森・濱田松本法律事務所エネルギー・インフラストラクチャープラクティスグループ編著『発電プロジェクトの契約実務』(商事法務、第2版、2023年、共編著)。