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オープンなロボット基盤モデル構築と展望〜AIロボットの短期実用化に向けて〜
6月26日(木)
早稲田大学 理工学術院 教授
早稲田大学 次世代ロボット研究機構 AIロボット研究所 所長
一般社団法人AIロボット協会(AIRoA) 理事長
尾形 哲也(おがた てつや) 氏
近年、End to Endのロボット制御を可能とするロボット基盤モデル開発競争が特に米国、中国を中心に活発となっている。この基盤モデルはロボットの開発速度を向上させるだけでなく、その応用分野も大きく拡張することが期待される。しかしこのモデル自体は公開されているものの、利用データや開発手法の一部は非公開であり、利活用には制限があると言える。
本講演では講演者が理事長を務めるAIロボット協会におけるオープンなロボット基盤モデル開発のためのエコシステムについて紹介し、今後の展望を行う。
1.AIロボット開発の国際競争
2.ロボット基盤モデルの概要
3.ロボット基盤モデルの国内開発状況
4.AIロボット協会の活動
5.今後の展望
6.質疑応答/名刺交換
1993年 早稲田大学理工学部卒業、日本学術振興会特別研究員、早稲田大学理工学部助手、理化学研究所脳科学総合研究センター研究員、京都大学大学院情報学研究科講師、同准教授を経て、2012年より早稲田大学基幹理工学部表現工学科教授。博士(工学)。2017年より産業総合技術研究所人工知能研究センター特定フェロー。2017年より日本ディープラーニング協会理事。2020年より早稲田大学次世代ロボット研究機構AIロボット研究所所長。2024年より国立情報学研究所大規模言語モデル研究開発センター客員教授。2025年よりAIロボット協会理事長。2025年よりJST CREST「実環境知能システム」領域研究総括。2021年IEEE ICRA2021 BestPaper Award In Cognitive Science、2023年文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)などを受賞。