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【シミュレーションから品質管理まで全てをカバー】
〜産業革新の鍵を握る最新AI技術とその実用化事例〜
8月27日(火) 終了済
関西大学 商学部 教授
産業技術総合研究所人工知能研究センター
NEC-産総研人工知能連携研究室 室長(兼任)
大阪大学 Kobelco未来協働研究所 所長(兼任)
鷲尾 隆(わしお たかし) 氏
急速に進化するAIが科学や社会、そして産業を急速に大きく変え始めている。変革の鍵は、リアル世界の人間活動とサイバー世界の情報処理を結びつけ統合する、センシング、コントロール、インターフェイス、デジタルツインなどから成るサイバー・フィジカルシステム(CPS)である。生成AIなど最新のAI進化はさらにCPSを高度化し、新しい産業のあり方を可能にして行く。
本講演では、新たなサイバー・フィジカル指向AI技術とは何か?何を可能にして行くのか?を実例で紹介し、それによって未来の産業・ビジネスがどう作り変えられて行くのかを、生成AIの導入を含めて展望する。
1.産業社会のCPS化とサイバー・フィジカル指向AIの概観
2.シミュレーションとAIによる生産・ビジネスの最適化実例
3.シミュレーションとAIによる品質管理・ビジネスリスク低減実例
4.シミュレーション・試作のAI制御による開発の高速化実例
5.先端計測とAIによるセンシングの高性能化実例
6.サイバー・フィジカル指向AI技術がもたらす未来の産業・ビジネス形態
7.質疑応答
大学研究者として人工知能の基礎研究、特に機械学習や深層学習、データサイエンスの研究に従事しつつ、大規模社会システムの最適化やセンシング高性能化、品質管理、医療ビジネス支援、マーケティングなどへのAI、データサイエンス技術適用について、多くの民間企業の技術指導、共同開発に取り組んでいる。また、種々の政府系科学技術研究ファンドなどの審査委員を務める。東北大学大学院工学研究科にて工学博士取得後、米国マサチューセッツ工科大学原子炉研究所客員研究員、三菱総合研究所主任研究員を経て、1996年より大阪大学産業科学研究所助教授、2006年より同教授、2024年より関西大学商学部教授。2009年人工知能学会功績賞受賞、2016年IBM Faculty Award受賞。