SSK 株式会社 新社会システム総合研究所

会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)

最新動向を踏まえた電気事業のリスクと勘所

〜当局出向弁護士が語る変化し続ける電力市場と適切な規制対応〜

No.
S24287
会 場
SSK セミナールーム
東京都港区西新橋2-6-2
ザイマックス西新橋ビル4F
開催日
2024年 7月18日(木) 13:00~15:00 終了済
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受講料
1名につき 33,770円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
備 考
事前に、セミナー講師へのご期待、ご要望、ご質問をお受けしております。
可能な限り講義に盛り込んでいただきますので
お申込フォームの質問欄を是非ご活用ください。


■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを開催前日までに
   お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加ください。

■アーカイブ配信について
<1>開催日より3〜5営業日後を目安にVimeoにて配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、
   視聴用URLをお送り致します。
<3>動画は公開日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。

※会場又はライブ配信受講者様で、アーカイブ配信もご希望の場合は
 追加料金11,000円(税込)で承ります。
 ご希望の場合は備考欄に「
アーカイブ配信追加受講希望」と記入ください。
※複数名でお申込の際は、アーカイブ配信追加受講者様の各ご芳名を備考欄に
 追記をお願い致します。

会場受講以外の受講方法について詳しくはこちらをご確認下さい。

7月18日(木) 終了済

最新動向を踏まえた電気事業のリスクと勘所

シティユーワ法律事務所 パートナー弁護士
島田 雄介(しまだ ゆうすけ) 氏 阿部・井窪・片山法律事務所 パートナー弁護士
松田 世理奈(まつだ せりな) 氏

13:00~15:00

電力市場は、自由化の進展や多数の市場の設置等を受けて、取引をめぐる法規制が変化し複雑化しています。また、脱炭素に向けた世界的な潮流の中で、グリーントランスフォーメーション(GX)の取組みが益々活発化しており、独禁法抵触リスクについても改めて留意が必要となっています。
このような変化の多い環境下で、電気事業に関する戦略の構築やコンプライアンスの確保のためには、法規制や当局の動向について情報のアップデートが重要です。本セミナーでは監視当局に出向経験のある2名の弁護士が、小売の規制対応から卸売市場の留意点も含め、勘所を一挙に解説します。

1.小売営業の最新トピックと見直しポイント
 (1)最新の改正動向 〜電気事業法施行規則、小売営業ガイドライン改定の勘所〜
 (2)監視当局による処分事例と留意点
 (3)小売事業者が「今」見直すべきポイント

2.電力の卸売規制や独禁法上の留意点
 (1)卸売規制の経緯・概略
 (2)電力市場のインサイダー規制と相場操縦、情報開示の潮流
 (3)ベースロード市場・容量市場、需給調整市場などの各種市場と法的な留意点
 (4)GXの取組みと独禁法上の留意点

3.トークセッション 〜電気事業の「これまで」と「これから」〜
 (1)小売営業の最新トピックと重要論点
 (2)公取委による卸売分野の実態調査と残された課題
 (3)電力・ガス取引監視等委員会の「これまで」と「これから」

4.質疑応答/名刺交換

島田 雄介(しまだ ゆうすけ) 氏
2011年シティユーワ法律事務所入所、2013年10月経済産業省資源エネルギー庁電力・ガス事業部電力・ガス改革推進室出向(〜2015年7月)、2015年8月経済産業省電力・ガス取引監視等委員会取引監視課出向(〜2017年2月)。
資源エネルギー庁電力・ガス改革推進室出向時には、一連の電力システム改革の中心となる小売全面自由化及び法的分離に向けた詳細制度設計やスイッチング支援システムの構築・ルール整備などを担当。電力・ガス取引監視等委員会では、小売事業者の登録審査や小売取引の監視監督及び小売営業ガイドライン策定等に小売担当の主任課長補佐として関与。電気事業法、ガス事業法及び熱供給事業法等エネルギー関連法令に深い知見を有し、特に小売分野を得意とする。電力広域的運営推進機関「運営委員会」委員、「需給調整市場検討小委員会」委員等を歴任。
著書として『弁護士に聞く 電力小売営業 シーン別Q&A』(日本電気協会新聞部、2019年)。
松田 世理奈(まつだ せりな) 氏
2010年 阿部・井窪・片山法律事務所入所、2015年 経済産業省電力・ガス取引監視等委員会取引監視課出向、2017年 公正取引委員会事務総局審査局に訟務官付として出向(〜2019年9月)、2021年から電力・ガス取引監視等委員会専門委員、2023年から公正取引委員会「イノベーションと競争政策に関する検討会」の委員。電力・ガス取引監視等委員会への出向時には、卸取引担当の課長補佐として、全面自由化の際の電力・ガスの適正取引ガイドラインの全面改定や卸市場の活性化に向けた取組み等を担当。その後、公正取引委員会において、カルテル・談合等を中心に、独禁法違反事件の審査や取消訴訟の実務を経験。現在は、電力・ガスの競争政策に携わりつつ、弁護士として、電力・ガス事業を行うクライアントからの相談に対し、法務サポート・アドバイスを行う。著書として『エネルギー産業の法・政策・実務』(分担執筆)(弘文堂、2019年)。