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人工衛星GOSATシリーズを活用した温室効果ガス測定〜3号機打上げ、データ提供拡大に向けた展望〜
5月29日(水) 終了済
環境省 地球環境局 気候変動観測研究戦略室長
排出吸収インベントリ企画官
岡野 祥平(おかの しょうへい) 氏
2050カーボンニュートラル達成に向けて、温室効果ガス排出量の正確性や透明性の確保が課題。日本の観測衛星GOSATシリーズは現在まで15年間にわたり二酸化炭素、メタン等を観測しており、全球・国単位の排出量推計に活用している。
今年度は、衛星データプラットフォームでのデータ提供も開始する。今年度打上げるGOSAT-GWでは、より高い解像度、データ数増大を予定しており、地域、都市、点発生源の観測と排出量推計を目指す。目下、宇宙基本計画工程表に基づき2030年代の打上げに向けた後継機の検討中であり、データのビジネス利用拡大も目指し取り組んでいく。
1.気候変動問題
(1)科学的背景
(2)国際的背景
(3)各国の排出削減目標・努力の現状
2.GOSATシリーズ
(1)概要、仕組み
(2)観測、排出量推計の成果
(3)今後の取組
3.質疑応答/名刺交換
2005年 東京工業大学大学院基礎物理学専攻修了。 同年環境省に入省。2010年夏から2年間、英国ブリストル大学大学院に留学し、金融・投資学修士課程及び公共政策学修士課程を修了。以後、除染土壌の中間貯蔵施設のリスク評価、農薬の生態リスク評価、土壌汚染対策法改正、東日本台風等の災害廃棄物対策の自治体支援等を担当。2020年より、気候変動への適応策担当を経て、現在は、気候変動観測衛星GOSATシリーズによる地球観測及び日本の温室効果ガス排出量の算定を担当。