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【文化庁での議論を踏まえた】
〜実務への影響と残された課題〜
3月26日(火) 終了済
高樹町法律事務所 弁護士
(元・文化庁著作権課 著作権調査官)
澤田 将史(さわだ まさし) 氏
近時は、AIのビジネス活用への関心が高まっており、特にChat GPTをはじめとする生成系AI(Generative AI)の活用注目が集まっています。
このようなAIを活用したビジネスを行うに当たって注意しなければならないのは著作権の取扱いです。生成AIと著作権に関しては、2023年1月23日から文化審議会 著作権分科会 法制度小委員会が検討した「AIと著作権に関する考え方について(素案)」がパブリックコメントにかけられており、そこでの意見も踏まえ、3月には取りまとめが行われる予定です。
今回は、行政の立場でAIと著作権についての議論に関わり、また、審議会の委員として「AIと著作権に関する考え方について(素案)」の検討にも関わった講師が、AIと著作権に関する現在の議論の到達点、「AIと著作権に関する考え方について(素案)」のポイント、残された課題について徹底解説します。
1.生成系AIにまつわる昨今の展開
2.生成AIと著作権
〜AIと著作権に関する考え方について(素案)のポイント〜
(1)AI学習段階の問題
・AI学習に著作物を利用することができるか
・AI学習が規約等で禁止されている場合
(2)ユーザーのサービス利用段階の問題
・ユーザーが著作物を入力する場合に著作権侵害となるか
(3)AI生成物利用段階の問題
・既存の著作物と類似するものが生成された場合に著作権侵害となるか
(4)AI生成物の著作権による保護
・AI生成物は著作権等で保護されるか
3.残された課題・今後の展望
4.質疑応答/名刺交換
2008年 早稲田大学法学部卒業/2011年 早稲田大学大学院法務研究科修了
2012年 長島・大野・常松法律事務所入所/2016年〜2019年 文化庁 著作権課へ出向
2019年〜 「知的財産管理技能検定」技能検定委員/2020年 三村小松山縣法律事務所 パートナー
2021年〜 文化審議会著作権分科会法制度小委員会委員/2023年 高樹町法律事務所 パートナー