会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
電力の分散型シフトが加速する〜今冬リスク/蓄電池マネタイズ/脱炭素新規電源オークション/EVグリッドWGから読み解く〜
7月27日(木) 終了済
大阪大学大学院工学研究科
ビジネスエンジニアリング専攻 招聘教授
関西電力株式会社 シニア リサーチャー
西村 陽(にしむら きよし) 氏
エネルギー危機から一年余りが経ち、目下の電力市場は少し落ち着いているが、今冬には再び大きなリスクがさらされる。再エネ拡大とそれに対応するための分散型電力システムへの変革はさらに加速する。本講演ではその背景、現況、政策動向、ビジネス戦略について概観する。
1.加速する分散型電力システムシフト
(1)目下の電力市場・制度情勢〜なぜ分散型シフトなのか
(2)脱kWhビジネス〜電力ビジネスのコアシフト
(3)GX推進の現在位置と切り札としての分散型システム
2.蓄電池にかかわる動向
(1)蓄電池補助金政策と脱炭素新規電源オークション
(2)蓄電池のマネタイズプラン〜現在位置と将来の読み
(3)小規模リソース・蓄電池の活用への課題と見直し
3.EVと電力ネットワーク
(1)再エネ/EV/電力ネットワークの関係
(2)欧州・米国のEV関連情勢〜何を読みとるべきか
(3)EVグリッドWGの動き
4.質疑応答/名刺交換
大阪大学大学院工学研究科招聘教授(ビジネスエンジニアリング専攻)
1961年富山県生まれ。1984年一橋大学経済学部卒業、関西電力株式会社で調査、戦略、環境、マーケティング等を担当、現在シニア リサーチャー。この間、学習院大学経済学部特別客員教授(専任)、関西学院大学経済学部非常勤講師、大阪大学大学院工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻招聘教授を歴任、2016年から現職。
主著に『電力改革の構図と戦略』『検証 エンロン破綻』、『電力のマーケティングとブランド戦略』『にっぽん電化史』『エナジー・エコノミクス』『にっぽん電化史』シリーズ、『まるわかり電力システム改革2020年決定版』、『カーボンニュートラル2050アウトルック』、『GXフィフティーン』等。
<所属協会・団体・学会等>
公益事業学会理事・政策研究会幹事、国際公共経済学会理事、エネルギー・資源学会 都市と電究会副代表