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嗅覚にアプローチした新規事業創出
〜大きな可能性を秘める嗅覚活用の最前線〜
5月16日(火) 終了済
ソニー株式会社 新規ビジネス・技術開発本部
事業開発戦略部門 ビジネス・インキュベーション部
嗅覚事業推進室 室長
藤田 修二(ふじた しゅうじ) 氏
ソニーはにおいの取扱を容易にする技術により、これまでユーザーの課題が大きかった嗅覚測定を簡単にするにおい提示装置NOS-DX1000を2023年3月23日に発売し、嗅覚という新たな領域での新規事業を立ち上げた。これまで視覚や聴覚では様々なテクノロジーによりクリエイターによる創出、ユーザーによる体験どちらにとっても身近で手軽なデジタル体験が当たり前のものとして普及しているが、嗅覚ではテクノロジーによる価値創出はまだまだ限られている。
一方、嗅覚のもつ本能・感情・記憶への入力は大きな可能性を秘めている。本講演ではソニーの嗅覚へアプローチした新規事業立ち上げの事例を技術的観点、事業的観点でお話ししたい。
1.嗅覚の特徴
2.NOS-DX1000による価値創出
3.新規事業end to end事例:立ち上げ、クローズ、再立ち上げ
4.業務領域end to end事例:基礎研究からカスタマーサポートまで
5.嗅覚のサイエンスとテクノロジー
6.今後目指す展開
7.質疑応答
ソニー(株) インキュベーションセンター 嗅覚事業推進室 室長。博士(理学)。
2009年 東京大学理学系研究科卒。現ソニーグループ(株)入社。
2012-2013年 ハーバード大学留学。
2016年 AROMASTICを事業化。
2023年 におい提示装置NOS-DX1000を事業化。