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儲かるビジネスの仕組みと変化をつくる革新リーダー
5月19日(金) 終了済
株式会社リーディング・イノベーション 代表取締役社長
新規事業開発上級職人
芦澤 誉三(あしざわ よしぞう) 氏
事業化プロデューサーとは簡単に言うと、「新たな売上をつくれる人材のこと」である。技術を理解し、魅力あるビジネスモデルをつくり、そして新規事業創出のマーケティングのできる、エネルギーをもった人材のことである。企業には、研究開発、企画、製造、営業など各機能の専門人材は豊富に存在している。しかし、上記のような事業化プロデューサー人材は、必要とされているにも関わらず、育成の仕組みがないというのが実態である。確かに新規事業をつくることは、簡単なことではない。しかし、新規事業は、決して一人でつくれるものではなく、複数の専門人材を有機的に連携させ、顧客基点に立った、儲かるビジネスの仕組みをつくりあげていくことにある。この有機的連携を促し、推進のリーダーが事業化プロデューサーなのである。日本においては、この革新リーダーが決定的に不足している。
本講座は、これからの時代に必要とされる革新リーダーである「事業化プロデューサー」を目指していこうとする人、及び目指し始めた人のためのものである。
1.新規事業テーマ探索の重要な基礎知識
・事業を分類して新規事業の理解を深める
(ビジネスレイヤーの違い、モノ事業とネット事業、目的型事業と機能型事業など)
・新規事業、新市場が生まれるメカニズム
・何故、新しいテクノロジー、流行りのキーワードに注目するのか
・新規事業開発は置き換え市場開発と考えるとわかりやすい
2.新規事業の常識をリセットする
・マーケティングの理論と新規事業には不一致がある
・新規事業開発における疑わしい常識の例
(強みを活かせ、成長分野を狙えは、いつも正しいの?)
・評価の枠組みが新規事業をブロックしている
・事業化プロデューサーに不可欠な“違和感”を感じる感性
・想像力と創造力と構造化力
3.新規事業テーマ探索の一般的手法と必要な知識
・新規事業テーマは何を見つければいいのか
・ユニークなビジネスモデルの特徴は意外に単純なコトにある
・新規事業のテーマ探しが難しい本質
・新規事業テーマ探索の一般的手法と特徴
・魅力ある潜在ニーズの掘り起こし方
・トレンドよりトレンドを生むエネルギーの源が大切
・技術は要素分解するほどアプリケーションから遠ざかる
・新規事業開発のための自社技術分析の考え方
4.新規事業の構想づくりの進め方
(1)新規事業テーマ探索にあたっての前提条件
・狙い分野を決める場合/決めない場合の違い
・事業体質の違う事業に参入するのか、しないのか
(2)探索領域の決め方
・仮ドメインによって探索領域を設定する
・仮ドメイン設定の例(狙い分野を決めた/決めない場合)
・ビジネス構造マップの活用
・ビジネス構造マップの威力と作成のノウハウ
(3)顧客の決め方
・古くても奥が深い顧客セグメンテーション
・顧客セグメンテーションの要件
・顧客セグメンテーションの進め方
・仮ドメインからの顧客セグメンテーション
(4)魅力ある潜在ニーズの見つけ方と価値の創り方
・価値の種類、価値の差別化余地
・顧客の目的から考える上位目的発想
・ニーズの発掘は発信から始まる
・顧客を理解し論理的・創造的にアイデア仮説をつくる
(5)ビジネスモデルのつくり方
・売り方づくり
・事業特性と売り方
・事業特性の理解が参入障壁の戦略検討につながる
・最適な業務モデルの設計
・収益モデルの設計と収益モデル作成のポイント
・アイデアを客観的にチェックする方法
・ビジネスモデルはシステム的発想が必要
・スタートアップ・マーケティング
5.新規事業のマネジメント
・新規事業テーマ評価の課題と改善策
・90%が賛成するテーマが成功しない理由
・新規事業の中止・撤退基準について
・社内説得のポイント
6.質疑応答/名刺交換
1982年 早稲田大学理工学部卒業。石油開発のエンジニアリング会社を経て、日本能率協会コンサルティングに入社し、約14年間、新規事業開発、及びマーケティング関連のコンサルティングを行なう。その後、一部上場メーカーにて年俸契約社員として新規事業開発、及び育成業務に携わり、別会社として独立し取締役に就任。現在、(株)リーディング・イノベーションの代表取締役/シニア・コンサルタントとして、大手・中堅の新規事業開発、研究所発の新規事業開発、フュージョンベンチャーの創出など、新規事業プロデュースの支援を行なっている。
【主な著書・論文】「事業化プロデューサー養成講座」明日香出版社/「ビジネスレイヤー別新規事業開発実践ガイド」企業研究会/「新規事業に立ちはだかる壁に挑む(16回連載)」(ビジネスリサーチ)企業研究会/「顧客満足を先取りする“提案開発アプローチ”」(ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス)ダイヤモンド社他多数