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【Trusted Webが目指す新たな信頼の仕組み】
〜実現に向けた課題・展望と代表的なシナリオ〜
10月21日(金) 終了済
株式会社 企(くわだて) 代表取締役
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特任准教授
内閣官房 デジタル市場競争本部 Trusted Web推進協議会タスクフォース座長
クロサカ タツヤ(くろさか たつや) 氏
「デジタル社会」への移行にあたり、単一の巨大プラットフォーム・サービスへの依存による単一障害点のリスク、データとトランザクションの信頼性への疑念、プライバシー侵害の懸念など、既存のインターネットやWebにおける様々なペインポイントが指摘されています。デジタル社会の発展には、こうしたペインポイントの解消に向けて、人やデータなどの「エンティティ」間の信頼を醸成すべく、テクノロジーによって担保・検証された、トラストの再構築とそれを実現するアーキテクチャが必要です。
本講演では、こうした課題を解決すべく取り組む“Trusted Web”について、Web3やDAOとも対比しながら、8月15日に公表された「Trusted Webホワイトペーパーver2.0」を踏まえつつ概説します。
1.Trusted Web検討の背景
2.デジタルトラストの現状と課題
3.Trusted Webの開発
4.アイデンティティ管理技術(特にDID/VC等のSSI)の位置づけ
5.Web3・DAOとの相違点
6.期待される適用領域
7.今後の取組(ロードマップ)
8.デジタルツイン・サイバーフィジカルシステムへの展望
9.質疑応答
※Trusted Web:個人・法人等がデータへのアクセスをコントロールし、価値をマネージできる仕組み
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。三菱総合研究所を経て、2008年に株式会社 企(くわだて)を設立。通信・放送セクターの経営戦略や事業開発などのコンサルティングを行うほか、総務省、経済産業省、内閣官房デジタル市場競争本部、OECD(経済協力開発機構)などの政府委員を務め、5G、AI、IoT、データエコノミー等の政策立案を支援。2016年からは慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授を兼務。Trusted Web推進協議会タスクフォース座長。公正取引委員会デジタルスペシャルアドバイザー。近著『5Gでビジネスはどう変わるのか』(日経BP刊)。