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【半導体不足における国内外の影響】
9月15日(木) 終了済
株式会社第一生命経済研究所 主席研究員
柏村 祐(かしわむら たすく) 氏
新型コロナウイルス感染拡大、ロシアによるウクライナ侵攻に伴い半導体不足が顕在化している。一方、高性能スマートフォン、電気自動車、脱炭素への取組が進む中、半導体需要は増大している。また、米中対立が激化する中、ジョー・バイデン米大統領は、経済安全保障上の問題として半導体サプライチェーンの調査について大統領令に署名している。半導体は、もはや電気製品の一部品ではなく、デジタル化、グリーン化、脱炭素のキーパーツとなっている。台湾のTSMCが熊本に誘致され、日本の半導体産業の巻き返しが期待される。
本講演では、先端半導体が実際にどのように利用され、2030年には市場規模100兆円が予想される半導体市場について日本の戦略を展望する。
1.テクノロジーの進化と半導体需要の高まり
2.なぜ半導体産業は凋落したのか
3.経済安全保障における半導体サプライチェーンの見直し
4.電気自動車、スマートシティ、IoT、脱炭素に活用される半導体
5.先端テクノロジー(監視カメラ、ロボティクス、ドローンなど)に利用される半導体
6.半導体不足における日本の戦略
7.質疑応答
1994年 第一生命保険に入社、2018年から第一生命経済研究所。2021年3月 多摩大学大学院修士課程修了(MBA)。2021年4月より現職。国立大学法人九州大学グローバルノベーションセンター客員教授(2021年4月〜)。専門分野はテクノロジー、DX、イノベーション。これらをベースに社会の変化や未来について、執筆・講演・勉強会も行っている。著書「デジタル国家ウクライナはロシアに勝利するか?」(2022年7月 日経BP)