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【サイバー文明と持ち寄り経済のガバナンス】
7月21日(木) 終了済
慶應義塾大学 総合政策学部 教授
デジタル庁 デジタル社会構想会議
構成員
國領 二郎(こくりょう じろう) 氏
ネットワーク外部性、トレーサビリティ、低マージナルコストなどのデジタルの特徴は近代工業文明の前提条件を覆している。結果として、従来の市場経済(所有権交換)を前提とした制度体系を、資源の持ち寄り(アクセス権ライセンス)モデルへ変革することが迫られている。
シェアリングモデルやサブスクリプションモデルの拡大はその兆候と言っていい。所有権概念の基盤となっている哲学なども見直すべき時がきており、新たな文明の登場と呼ぶべきだろう。新しい時代のビジネス、経済、社会の在り方について考える。
1.ネットワーク外部性
2.低マージナルコスト
3.トレーサビリティ
4.所有権交換モデル
5.持ち寄りモデル
6.サイバー文明
7.質疑応答/名刺交換
1982年 東京大学経済学部卒。日本電信電話公社入社。1992年 ハーバード・ビジネス・スクール経営学博士。1993年 慶應義塾大学大学院経営管理研究科助教授。2000年 同教授。2003年 同大学環境情報学部教授、2006年 同大学総合政策学部教授(現在に至る)などを経て、2009年より2013年 総合政策学部長。また、2005年から2009年までSFC研究所長、2013年より2021年5月 慶應義塾常任理事を務める。
主な著書に「オープン・アーキテクチャ戦略」(ダイヤモンド社、1999)、「ソーシャルな資本主義」(日本経済新聞社、2013年)、「サイバー文明論 持ち寄り経済圏のガバナンス」(日経BP 日本経済新聞出版社、2022年)がある。