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世界のBEV用バッテリーの2030年の展望と〜激しさを増すバッテリー争奪戦〜
10月21日(木) 終了済
株式会社フォーイン 企画調査部 シニアリサーチャー
李 強福(い がんぼく) 氏
欧州、米国、中国といった主要国・地域を中心に2025〜2030年をかけて環境規制の厳格化や主要先進国を中心に2050年を前後にカーボンニュートラルを目指すとしています。こうした中で、世界主要完成車メーカー各社は各国の政策に対応するために、既存ビジネス路線から一転して電動化を加速させるとし、中でもZEV対象車の投入拡大を活発化しています。
完成車メーカー各社が発表した2030年までの電動車(BEV/PHEV)投入製品数(計画)をみると、少なくとも500モデル以上・3,000万台/年以上と推算されます。こうした各社の電動化実現の鍵となるのがバッテリーですが、2025年を前後に供給不足が懸念されております。このため、完成車メーカー各社はバッテリーの安定的調達を図り、電動化競争での主導権争いを本格化しています。
本公演では、こうした電動化進展の中で、最も重要となる世界電動車用バッテリーの生産・調達に関する完成車やバッテリー主要各社の取り組み、そして、業界の展望に関して報告致します。このほか、今後の電動車市場におけるバッテリー競争の注目ポイントについても本公演で取り上げて参ります。
1.世界的な環境規制の強化と電動化シフトの動き
2.完成車メーカーの電動化とバッテリー調達・JV戦略
3.バッテリーサプライヤーの供給・受注・JV・技術関連
4.新興BEVメーカーとレガシーメーカーのバッテリー争奪戦
5.バッテリーをめぐる今後の動きと展望
6.質疑応答
1981年 韓国生まれ。2008年 名古屋大学大学院国際言語文化研究科博士前期課程修了(文学修士)。2010年 名古屋大学大学院国際言語文化研究科博士後期課程満期退学。2010年4月〜2016年8月 (株)フォーインアジア調査部アナリスト。2014年6月〜2014年10月 (株)フォーインアジア自動車産業調査月報副編集長。2014年11月〜2016年8月 (株)フォーインアジア自動車産業調査月報編集長。2016年9月〜現在 (株)フォーイン企画調査部シニアリサーチャー。 主な調査報告書(日本語のみ):インド自動車・部品産業2016(2016年2月)、現代自動車グループ2025年戦略(2017年1月)、Teslaの最新技術の内製開発と世界展開(2020年10月)ほか、マルチクライアント調査報告書など執筆。