SSK 株式会社 新社会システム総合研究所

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【東京ガス/神戸市/東芝/野村総研】

加速する水素利活用の潮流と事業機会

No.
S21343
会 場
紀尾井フォーラム
東京都千代田区紀尾井町4-1
ニューオータニガーデンコート1F
開催日
2021年 9月15日(水) 13:00~16:50 終了済
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受講料
1名につき 27,500円(税込)
備 考
※神戸市 平田 卓也氏は遠隔からご講演されます。

■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご記入いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを開催前日までに
   お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加ください。

■アーカイブ配信について
<1>開催日より3営業日以降(収録動画配信のご用意ができ次第)に
   Vimeoにて配信致します。
<2>お申込時にご記入いただいたメールアドレスへ視聴用URLをお送り致します。
<3>動画の配信期間は公開日より2週間ですので、その間にご視聴ください。
   2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴可能です。
主 催
公益財団法人 原総合知的通信システム基金

会場受講以外の受講方法について詳しくはこちらをご確認下さい。

9月15日(水) 終了済

Ⅰ.国内外の水素・脱炭素化の潮流

東京ガス(株) 執行役員 
水素・カーボンマネジメント技術戦略部長
矢加部 久孝(やかべ ひさたか) 氏

13:00~13:50

COP21以降、世界的な脱炭素化の流れが加速し、欧州を中心に世界中でカーボンニュートラルの目標が掲げられている。日本でも、昨年10月、菅首相が2050年カーボンニュートラルの実現を宣言し、METIも2兆円基金を準備して14の重点分野を設定し、国を挙げての脱炭素化技術のサポート体制を整え、水素社会実現に向けての取り組みが加速化し始めた。
本セミナーでは、国内外の脱炭素化の取り組み、特に水素社会の実現に向けた政策と技術的な動向を紹介する。

1.国内外の脱炭素化の潮流
2.海外の水素に関する取り組み
3.国内の水素に関する取り組み
4.国内の最新技術開発動向
5.将来に向けて
6.質疑応答/名刺交換

Ⅱ.水素スマートシティ神戸構想の推進

神戸市 企画調整局 エネルギー政策課 担当係長
平田 卓也(ひらた たくや) 氏

14:00~14:50

神戸市では昨年12月に2050年までに市域におけるCO2排出実質ゼロをめざすことを宣言しました。「二酸化炭素の排出の少ないくらしと社会」の実現を目指すうえで、「省エネルギーの推進」、「再生可能エネルギーの普及」、「革新的技術開発の推進」を地球温暖化対策への3本柱として推進しています。「革新的技術開発の推進」においては、「水素スマートシティ神戸構想」を掲げ、民間企業が進める技術開発への支援や市民への身近な分野での水素利活用拡大に向けた取組みを推進しています。
今回、神戸市における水素エネルギーに関する取り組みについてご紹介します。

1.地球温暖化対策の推進(世界と日本の原状)
2.神戸市のエネルギー情報
3.次世代エネルギー(水素エネルギーとは)
4.水素スマートシティ神戸構想
5.水素の普及啓発の取組み(国内・国外)
6.質疑応答/名刺交換

Ⅲ.福島水素エネルギー研究フィールドと
CO2フリー水素に向けた東芝の取組みについて

東芝エネルギーシステムズ(株) 
水素エネルギー事業統括部 
事業開発部 フェロー
山根 史之(やまね ふみゆき) 氏

15:00~15:50

カーボンニュートラルに向けた様々な取り組みが加速している。実現のための1つとして水素を活用したエネルギーシステムがあり、その中でも大規模なPower-to-Gasシステムの実用化は成否を分ける重要な要素である。当社は2030年頃の実用化を目指して、技術開発を推進している。
本講演では、国内最大であり世界においても最大規模のPower-to-Gasシステムである「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」の概要と取り組み内容を紹介し、Power-to-Gasシステムの方向性について述べる。

1.自立型水素エネルギー供給システム
2.純水素燃料電池
3.エネルギーマネジメントシステム
4.Power-to-Gas
5.福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)
6.質疑応答/名刺交換

Ⅳ.CN宣言に伴い加速化する水素サプライチェーン構築の動向とビジネス機会の展望

(株)野村総合研究所 
サステナビリティ事業コンサルティング部 
プリンシパル/上級コンサルタント
樋詰 伸之(ひづめ のぶゆき) 氏

16:00~16:50

CN宣言以降、水素社会構築に向けた動きが活発化している。特に注目するのは、新たな資源・燃料政策に位置づけられた水素の国内各地域でのサプライチェーン構築の動きである。これまで技術開発が進められてきた輸入水素や再エネ由来水素に加え、ブルー水素・アンモニアが水素市場創出の鍵になると考える。
エネルギーミックスを含め直近の政策動向や都市圏・地方港湾等を起点とする水素バリューチェーン構築の進捗状況等から、電力・ガス/製造業/運輸/業務領域などにおける新たな水素事業機会を展望する。

1.我が国のCN戦略と世界の水素利活用に関する潮流
2.エネルギーミックスを含む直近の政策動向と資源・燃料政策における水素の位置づけ
3.本格化する水素サプライチェーン構築の動きと水素市場急成長の鍵
4.今我が国の主要産業に対するインパクト
5.水素関連ビジネスに関する事業機会の展望
6.質疑応答/名刺交換

矢加部 久孝(やかべ ひさたか) 氏
1988年 東京大学物理工学科卒業。同年 東京ガス(株)入社。1991年 超電導工学研究所出向。1996年 筑波大にて博士(工学)取得。1997年より2009年まで個体酸化物型燃料電池(SOFC)の研究開発に従事。2010年 水素製造関係の研究に従事。2013年 エネルギーシステム研究所長。2015年 燃料電池事業推進部燃料電池開発Gマネージャー。2017年 基盤研究所長。2020年 基盤技術部長。2021年 水素・カーボンマネジメント技術戦略部長。
国内外委員等:IGU(国際ガス連盟)のR&D&Innovation委員会 委員長。水素エネルギー協会 副会長。エネルギー資源学会 理事。東京湾岸ゼロエミッション協議会 幹事。NEDO、科学技術振興協会評価委員等。
平田 卓也(ひらた たくや) 氏
1993年4月 神戸市役所入庁。2011年4月 地方共同法人 日本下水道事業団西日本設計センター企画調整課。2013年4月 神戸市建設局中央水環境センター施設課 水環境第2係長。2014年4月 神戸市建設局中央水環境センター施設課 施設係長。2016年4月 神戸市建設局下水道部施設課 施設係長。2018年4月 神戸市環境局環境政策部環境貢献都市課 担当係長。2019年4月 神戸市企画調整局産学連携ラボ 担当係長。2020年4月 現職。
山根 史之(やまね ふみゆき) 氏
1995年4月 東芝 半導体研究開発センターに入社。低消費電力回路、メディアプロセッサ、先端メモリ、モバイルネットワークLSI、マルチコアプロセッサの研究開発に従事。2009年4月より電力・社会システム技術開発センターにて、車載用電池管理システム、電気自動車制御システム、都市交通システムの研究開発に従事。2015年4月より水素エネルギー事業統括部にて、水素エネルギーシステムの開発、福島水素エネルギー研究フィールド等のプロジェクトマネジメントを担当し、現在に至る。
樋詰 伸之(ひづめ のぶゆき) 氏
1994年野村総合研究所入社。主として、エネルギー、エンジニアリング領域における経営戦略、事業戦略、事業開発、M&A、ファイナンスに関するコンサルティング業務や政策アドバイザリー業務に従事。現在は、コンサルティング事業本部のプリンシパルとして、官民双方のカーボンニュートラルに関連するコンサルティング業務を担当。所属はサステナビリティ事業コンサルティング部。