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楽天モバイルによる新たな挑戦「スペースモバイル計画」〜日本全土をカバーする衛星通信ネットワーク、2023年以降の商用化に向けて〜
7月30日(金) 終了済
楽天モバイル株式会社 執行役員 兼 技術戦略本部長
内田 信行(うちだ のぶゆき) 氏
現在、携帯電話は人口カバー率を指標として基地局を展開していますが、面積カバー率でみると30〜40%のエリアではカバレッジがない状況です。
また、昨今、地震、台風、集中豪雨等の自然災害が増加傾向にあり、甚大な被害が発生しています。もし、山岳地帯や無人島など日本全国どこでも携帯電話が使え、災害時に既存のスマートフォンで平常時同様に安定的な通信が行えたらどうでしょう?
本講演では、低軌道衛星を使った楽天モバイルの新たな取組である「スペースモバイル計画」について紹介し、技術課題や必要な制度整備について解説します。
1.スペースモバイルとは?
2.システム概要
3.サービスイメージ
4.サービスリンク・フィーダリンク共用検討
5.遅延及びドップラーシフトへの対応
6.サービス導入のための制度整備
7.質疑応答/名刺交換
1992年 第二電電株式会社(現:KDDI株式会社)入社、移動体技術部及びデジタル技術開発室にて携帯電話システム開発および標準化に従事。1999年 クアルコムジャパン入社後、CDMAの標準化活動、3GPP2規格の標準開発を行う。MediaFLOやeMBMSなどの標準化や開発にも関わり、2012年よりM2M/IoTの標準化などを担当。2018年に楽天モバイルに入社。現在は周波数戦略、標準化、衛星通信、省庁との調整など、楽天モバイルの技術戦略を統括している。