■ライブ配信 ■アーカイブ配信(開催日の3〜10日以降)
Withコロナ・Afterコロナ時代の
〜グローバル動向・デジタル庁設置・事業者間(B2B)決済等〜
2月15日(月) 終了済
(株)NTTデータ経営研究所
グローバル金融ビジネスユニット
アソシエイトパートナー
大河原 久和(おおかわら ひさかず) 氏
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の拡大は、全世界で人々の価値観や行動、生活様式に変化をもたらしました。Withコロナ・Afterコロナ時代の社会・経済は、Contactless(非接触)やRemote(リモート)が活動の重要なキーワードになると考えられ、キャッシュレス決済のあり方も新たな日常(=ニューノーマル)にマッチするように変化していくと考えられます。
また、国はキャッシュレス決済推進の論点として、従来クローズドな形で運用されてきた決済システムについて、優良なノンバンクとの接続や手数料の引下げに焦点を当てた議論を始めており、インフラ領域での変革も見込まれています。さらに、デジタル庁の設置や新IT戦略が提示され、社会基盤としてのマイナンバーの利用による本人確認と認証、APIの最大活用により、矢継ぎ早なデジタルサービスの社会実装が想定されます。
本講演では、Withコロナ・Afterコロナ時代の新たな日常を見据え、グローバルでのキャッシュレス決済の動向、わが国の政策動向を交えながら、キャッシュレス決済の注目市場として店舗のO2O化、EMVコンタクトレス、ウォレットアプリ等の行方を紹介し、オープンエコシステム型経済の発展と共に必要性が高まる「キャッシュレス・プラットフォーム」の展望をお示しします。
1.グローバルにおけるキャッシュレス動向
(英、米、シンガポール、中国等)
2.わが国のキャッシュレス政策の動向
(競争政策としての手数料引下げ、少額多頻度向けの決済システムのあり方、
デジタル庁・スーパーシティ構想・新IT戦略を踏まえた決済ビジネスの方向性)
3.キャッシュレスサービスの注目市場
(1)サービスの「デジタルコンテンツ化」とキャッシュレス
(医療、教育、飲食、エンターテインメント等)
(2)密回避とキャッシュレス(事前注文、セルフレジ、デリバリー等)
(3)少額多頻度決済・小口送金と銀行の決済ビジネス
(4)ウォレット決済アプリの発展
(5)決済サービス事業者のポジショニング(通信系、金融系、IT系、小売/流通系)
(6)産業分野DXと事業者間(B2B)決済の進展
(スマートコントラクトの可能性、中央銀行デジタル通貨が及ぼす影響)
4.Withコロナ・Afterコロナ時代に求められる
キャッシュレス決済プラットフォームの展望
〜オープンエコシステム型経済とPayment as a Service〜
5.質疑応答/名刺交換
NTTデータ経営研究所 アソシエイトパートナー。大手総合研究所、外資系コンサルティング会社を経て現職。経済産業省「キャッシュレス検討会」事務局にて「キャッシュレス・ビジョン」の策定に関与。経済産業省「QRコード支払研究会」メンバー。キャッシュレス推進協議会「キャッシュレス・ロードマップ2019」PJリーダー。B2C決済領域における新規事業企画に多く携わる。著書に「決済サービスのイノベーション」(ダイヤモンド社・共著)。