SSK 株式会社 新社会システム総合研究所

再生可能エネルギー白書2023年版

商品No.
R04N0131
出版月
2023年 1月
価格

印刷タイプ 132,000円 (税込)
CD-R(PDF)タイプ 99,000円 (税込)

ページ数
A4判 約1,700ページ
発行<調査・編集>(一社)次世代社会システム研究開発機構
備 考
※バインダー製本とPDF版では編集上の違いによりページ数が若干異なります。

カーボンニュートラル、脱炭素技術、再生可能エネルギー、クリーンエネルギー、資源・エネルギー問題、エネルギー危機管理など、CNおよびエネルギー革新に関する詳細かつ体系的なレポートの全集もしくは総集編に相当するレポート『カーボンニュートラル/資源・エネルギー総覧白書2023年版』もございます。
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■概要■
本白書は、好評を博した同タイトルの白書2021年版を、最新の動向・状況変化を踏まえて大幅に拡充・再編成したものである。
 環境省試算によると、日本の再生可能エネルギーの潜在能力は、現在使用されている全電力需要の最大2倍とされている。一部では石炭、天然ガス、原子力がなくても、再生可能エネルギーだけで電力をまかなえる可能性があるとされており、再生可能エネルギーの需要が増加することが予想される。また、日本でも、国際的な取り組みである「RE100」、「ESG」による再生可能エネルギーや関連の資源分野への投融資、「SDGs」への貢献を目指す取り組みが注目されている。
 一方で、再生可能エネルギーなどのグリーン産業は、市場経済の観点からはコストとリスクの課題に直面しており、強味とする分野の更なる研究開発推進に加え、各産業の再構築・再編成に伴う戦略性、サステイナブルデベロプメント(持続可能な発展)を追及するためのトータルシステムとしての再生エネルギーの優位性を探求していくことが求められている。また、太陽光発電システムなどで作られた電力を束ねて効率的に制御し、提供(アグリゲート)することが求められている。
 そこで、本調査報告書(白書)では、再生可能エネルギーで不可欠な分野とされる以下の重点テーマを取り上げ、分析・解説している。
 ・カーボンニュートラル/脱炭素の潮流との関連性
 ・カーボンプライシング/排出権取引との関連性
 ・カーボンオフセットとの関連性
 ・再生可能エネルギーと持続可能なエネルギー
 ・再生可能エネルギーのサプライチェーン
 ・ソーラーエネルギー/太陽光発電・太陽別発電
 ・人工光合成
 ・地熱エネルギー利用/地熱発電
 ・風力発電/風力エネルギー
 ・洋上風力発電/洋上風力エネルギー
 ・波力エネルギー/波力発電/海流発電/潮力発電
 ・海洋温度差発電
 ・水力発電
 ・バイオエネルギー/バイオマス
 ・バイオセクトレーション(生物学的隔離)
 ・再生可能エネルギーに関連する先端技術
 ・再生可能エネルギー関連特許動向
 ・スタートアップ/ベンチャー企業動向
-CONTENTS-
<1>再生可能エネルギーと持続可能なエネルギー 概説
1.再生可能エネルギー 概説
2.その他代替エネルギー

<2>危機の下で急速に拡大する再生可能エネルギー
1.概況・近況
2.再生可能エネルギーへの移行・変遷
3.持続可能なエネルギー 概説 など

<3>地域別状況/主要団体
1.欧州連合
2.主要団体

<4>カーボンニュートラルと再生可能エネルギー
1.カーボンニュートラルとの関連性
2.カーボンプライシング/排出権取引との関連性
3.カーボンオフセットとの関連性

<5>産業・社会・環境への影響
1.概説
2.環境への影響
3.エネルギー効率とエネルギー収支への影響
4.土地利用変化への影響

<6>再生可能エネルギー関連技術の市場
1.概説
2.太陽電池市場

<7>再生可能エネルギーの事業化
1.概説
2.公共政策の状況
3.経済・市場動向 など

<8>再生可能エネルギーのサプライチェーン
1.再生可能エネルギーのエネルギー・サプライチェーン全体にわたる統合
2.主要再生可能エネルギーのサプライチェーン
3.再生可能エネルギー・サプライ・チェーンの
  発展のための主要な方策 など

<9>再生可能エネルギーのバランス調整・制御
1.電力需給調整 概説
2.グリッドエネルギー貯蔵
3.グリッド向け電池技術 など

<10>再生可能エネルギーのコストマネジメント/リスクマネジメント
1.電源別電力コスト
2.コスト指標
3.関連する主要団体による調査研究

<11>可変型再生可能エネルギーのマネージメント
1.間欠性/変動性
2.配電性/配電可能性
3.予見可能性/レジリエンス など

<12>再生可能エネルギーとして提案される原子力発電
1.概説
2.原子力再生可能エネルギー構想に必要な条件を満たすための条件
3.核融合燃料の供給

<13>バリュープライシングパイロット(VPP)/需給調整市場
1.電力の需給バランスの変化への対応/電力需給調整市場
2.関連技術/関連サービス
3.有力企業・団体動向

<14>再生可能エネルギーとエネルギーハーベスティング
1.概説
2.運営
3.エネルギーの蓄積
4.今後の展開

<15>電力の100%を再生可能エネルギーで賄うための
    イニシアチブ/証書/クレジット
1.国際環境イニシアチブ 「RE100」/EV100/EP100
2.グリーン電力証書
3.credit(再生可能エネルギークレジット) など

<16>水力発電
1.概説
2.河川流下式水力発電/流水式水力発電
3.水力発電施設の規模・種類別特性 など

<17>ソーラーエネルギー/太陽光発電・太陽別発電 [1]
1.概説
2.基礎原理
3.国別の太陽光・太陽熱発電 など

<18>ソーラーエネルギー/太陽光発電・太陽別発電 [2]
1.太陽光発電の技術 概説
2.技術的要件
3.太陽電池の実用化 など

<19>ソーラーエネルギー/太陽光発電・太陽別発電 [3]
1.概況
2.太陽エネルギーの貯蔵
3.ソーラーエネルギーと建物・施設を構成する要素 など

<20>ペロブスカイト太陽電池
1.概説
2.ペロブスカイト太陽電池の動向・課題
3.フィルム型ペロブスカイト太陽電池 など

<21>建材一体型の太陽光発電システム
1.概説
2.方式
3.可視光透過型ソーラーパネルによる「発電する窓」 など

<22>セントラルタワー発電所/ヘリオスタット発電所/太陽光発電タワー
1.概要
2.経済性
3.設計 など

<23>ソーラーシェアリング
1.概説
2.日本の再生可能エネルギー目標と再生可能エネルギーのポテンシャル
3.営農型太陽光発電の設計・施工ガイドライン」 など

<24>太陽光発電のセキュリティポイント/法令順守・法令違反防止対策
1.急増する太陽光発電のトラブルとリスク管理
2.太陽光発電のスマートセキュリティ」確立

<25>人工光合成
1.概説
2.技術体系
3.人工光合成技術における日本の技術的優位性 など

<26>地熱エネルギー利用/地熱発電
1.概説
2.タイプ別バリエーション
3.次世代型地熱発電の動き など

<27>風力発電/風力エネルギー [1]
1.概説
2.推進動向・成長の傾向
3.風力発電設備の普及における課題 など

<28>風力発電/風力エネルギー [2]
1.風力発電機の最新傾向
2.地域別状況
3.タイプ別の風力発電車両 など

<29>空中風力発電
1.概要
2.高高度の風を利用した発電
3.エネルギーを変換する方法 など

<30>洋上風力発電/洋上風力エネルギー
1.概説
2.概況
3.洋上風力発電のイノベーション動向 など

<31>波力エネルギー/波力発電/海流発電/潮力発電
1.概説
2.構成要素
3.設計法/物理的コンセプト など

<32>海洋温度差発電
1.概説
2.パワーサイクルの種類
3.コストと経済性 など

<33>バイオエネルギー/バイオマス/次世代バイオエネルギー [1]
1.概説
2.バイオ燃料
3.バイオマス発電システム など

<34>バイオエネルギー/バイオマス/次世代バイオエネルギー [2]
1.炭素回収・貯留付きバイオエネルギー
2.バイオマス由来・廃棄物の高機能素材としての活用
3.バイオ炭/バイオチャコール(炭の生産・土壌水分保持技術) など

<35>バイオエネルギー/バイオマス/次世代バイオエネルギー [3]
1.分子バイオテクノロジーを用いたメタン排出抑制
2.バイオベース材料
3.セルロース繊維 など

<36>バイオプラスチック/バイオポリマー
1.概説
2.バイオポリマー生産
3.可溶性プラスチック
4.参入企業

<37>バイオ精製/バイオリファイナリー
1.概説
2.技術の実現可能性と運用上の必要性
3.技術の現状と今後の市場可能性
4.財政的要件とコスト

<38>バイオガス発電
1.概説
2.技術の実現可能性と運用上の必要性
3.メリット

<39>環境に優しい再生燃料(SAF)
1.概説
2.参入企業/事例

<40>揚水発電
1.概説
2.原理
3.経済性
4.利用・実施例

<41>グリッドエネルギー貯蔵
1.概説
2.形態
3.事例

<42>圧縮空気によるエネルギー貯蔵
1.概説
2.種類

<43>バイオセクトレーション(生物学的隔離)
1.概説
2.バイオセキュレーション、農法などの応用

<44>エコロジー・サニテーション/持続可能なサニテーションシステム
1.概説
2.肥料としての再利用
3.課題
4.エコサンシステムに使われている技術
5.事例

<45>次世代空調
1.赤外線(IRセンサー)を経由させた次世代空調制御

<46>ナノテクノロジーと再生可能エネルギー・次世代エネルギー [1]
1.ナノテクノロジーの概要
2.ナノテクノロジーの応用
3.カーボンナノチューブ など

<47>ナノテクノロジーと再生可能エネルギー・次世代エネルギー [2]
1.ナノファイバー
2.ナノピラー
3.ナノフォーム 

<48>ナノテクノロジーと再生可能エネルギー・次世代エネルギー [3]
1.グラフェン
2.炭化物由来カーボン
3.参入団体・企業(日本)

<49>自動車と再生可能エネルギー・代替エネルギー
1.概況
2.代替燃料車
3.自動車利用の代替手段

<50>高耐熱キャパシター
1.ラミネート型高耐熱リチウムイオンキャパシター
2.有力企業・団体動向

<51>P2G(再生可能エネルギー電気を水素に変換・貯蔵する技術)
1.概要
2.事例

<52>AIによる電力制御
1.スマートセンシング・エッジAIデバイスによる超低消費電力
2.ディープラーニングによる高度なAI処理の消費電力効率を向上

<53>再生可能エネルギー関連特許動向
1.概況・近況
2.有力プレイヤー動向
3.CCUSに関連する特許

<54>スタートアップ/ベンチャー企業動向
1.Sunrun(元ユニコーン)
2.Bloom Energy(元ユニコーン)
3.Octopus Energy など
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