SSK 株式会社 新社会システム総合研究所

発酵工業の最新動向

商品No.
R02V1130
出版月
2026年 6月
価格

印刷タイプ 72,600円 (税込)

ページ数
B5判 205ページ
発行<調査・編集>(株)シーエムシー出版
備 考
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レポート内容
■ポイント■
・発酵工業の最前線を、微生物・精密発酵・合成生物学まで幅広く解説した一冊!
・食品・医薬・新素材・エネルギー分野に広がる発酵技術の最新動向を解説!
・分子レベルで設計・制御する「発酵工学」の現在地!

■概要■
発酵工学は、古くから食品・醸造産業を支えてきた重要な基盤技術であり、人類の生活と密接に関わりながら発展してきた。近年、その対象領域は食品分野にとどまらず、医薬品、機能性素材、バイオ燃料、環境技術などへと大きく拡大している。特に、分子生物学、ゲノム科学、情報科学の進展は、発酵工学に大きな変革をもたらしており、微生物利用技術は経験則に基づく技術から、分子レベルで設計・制御する技術へとドラスティックな進化を遂げた。
近年では、ゲノム解析技術の高度化に加え、遺伝子工学、代謝工学、ゲノム編集、さらには合成生物学の発展により、有用微生物の高機能化や物質生産の高効率化が可能となってきた。また、培養プロセスの高度制御、データ駆動型解析、精密発酵技術などの導入により、発酵生産の高効率化・高付加価値化も急速に進展している。これらの技術革新は、発酵工業の可能性を大きく広げるとともに、持続可能社会の実現に向けた新たな物質生産基盤としても注目されている。
本書『発酵工業の最新動向』は、このように著しい発展を遂げる発酵工学の現在地と、それがもたらす産業界の最前線を広く俯瞰することを目的に企画された。本書は,発酵工業を支える主要微生物(酵母、麹菌、酢酸菌、放線菌、大腸菌)の最新知見に始まり、最先端の育種・バイオ技術、プロセス最適化までを体系的に解説している。さらに応用分野として、次世代の機能性発酵食品やサプリメント、医薬品・化粧品における分子育種や天然素材創製、環境負荷低減を志向した生分解性プラスチックやPET分解技術、メタンや水素によるバイオガス、さらには近年急速に注目を集める精密発酵に至るまで、それぞれの分野の第一線で活躍する研究者・技術開発者の方々により最新の知見と技術動向が詳解されている。
発酵工学は、多様な学問領域と産業分野を結びつけながら、今後もさらなる発展を続けるものと考えられる。本書が、発酵工学に携わる研究者、技術者、学生にとって有益な知見を提供し、今後の研究開発および産業応用の第一歩を踏み出すための一助となれば幸いである。
最後に、多忙な研究・業務の間を縫って、最新の貴重な知見をご執筆いただいた諸先生方に、心より御礼申し上げる。
-CONTENTS-
第1章 発酵工業に利用される主要微生物
1 酵母
2 麹菌
3 酢酸菌
4 放線菌
5 大腸菌

第2章 有用微生物の育種とバイオ技術の利用
1 遺伝子工学と代謝工学による育種
2 ゲノム編集による有用微生物の育種
3 合成生物学によるシステム設計型育種

第3章 発酵プロセス
1 発酵プロセスの設計と最適化

第4章 発酵食品
1 フグ骨由来タンパク質を利用した新規発酵調味料の開発
2 乳酸菌および酵母を用いた発酵食品の開発
3 健康寿命の延伸に寄与する発酵食品およびサプリメントの開発
4 酵母による代替油脂の発酵生産と脂肪酸設計技術
 -パーム油代替から機能性油脂創製まで

第5章 発酵による医薬品・化粧品生産
1 医薬・化粧品・香料原料の発酵生産に向けた微生物分子育種
2 合成生物学による植物アルカロイド発酵生産と生薬生理活性物質の創製
3 酒蔵発の天然素材『J-プレミアエキス31』について
4 界面バイオプロセスによる天然香料の生産

第6章 発酵による新素材創出
1 発酵で作るバイオプラスチック
2 PET分解・代謝細菌の代謝機構と応用
3 微生物発酵を介したリグニンからのプラスチック生産

第7章 発酵によるバイオガス生産
1 メタン発酵技術に関する近年の動向
2 野菜残渣を基盤基質とした食品バイオマスの嫌気性共発酵
3 乳酸によるバイオ燃料と化成品原料の同時生産

第8章 精密発酵
1 精密発酵の産業株構築における課題と解決戦略
 -多様化と選抜の営みによる最適化手法

■監修■
陶山 明子

■発行年月■
2026年6月30日予定
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