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近年の医療安全とAI施策の動向
10月31日(金)
厚生労働省 医政局地域医療計画課
医療安全推進・医務指導室 室長補佐
栗原 健(くりはら まさる) 氏
2001年に厚生労働省に医療安全推進室が設置されて以降、個々の質を高めるとともにシステム全体を安全に設計するという観点から各種の施策を講じてきた。医療機関の医療安全については、医療法による医療安全管理体制確保の義務化や、診療報酬加算等の施策により推進してきた。さらに、国レベルで事故等の情報を収集・分析して再発防止へと繋げるシステムを整備し、多くの医療安全情報や提言が発出されている。本講演では、上述の施策の概要とともに2024年度より実施している医療安全に関する生成AI事業の概要、2025年4月に開催された第7回閣僚級世界患者安全サミットにおける医療安全とAIに関する話題等、近年の医療安全施策の動向について解説する。
1.医療安全施策の概要
2.医療事故情報収集等事業と医療事故調査制度
3.医療安全支援センター等、その他の医療安全施策
4.厚生労働省が関与する医療安全施策に係るAI事業
5.質疑応答
日本医科医学部を卒業後、総合内科医として勤務。
米国で医療の質・患者安全分野と出会い、本分野の重要性を知る。
その後、一般病院や大学病院で医療安全の専門の医師として勤務し、経験を積む。
2021年4月より、厚生労働省医政局医療安全推進室。
2023年4月より、同省医政局地域医療対策推進参与。
2025年8月より、現職。