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EV用リチウムイオン電池リサイクルの実情〜回収・解体等の上流過程と技術開発、国内外ビジネス〜
11月12日(水)
山口大学 大学院技術経営研究科 教授
福代 和宏(ふくよ かずひろ) 氏
電気自動車(EV)市場が成長する一方で問題となりつつあるのは、EVで使用された中古リチウムイオン電池の処理である。環境保全および金属資源確保の観点から中古リチウムイオン電池のリサイクルは喫緊の課題となっている。
本講演では、中古電池の回収・解体といったリサイクル上流過程の現状、湿式・乾式精錬などリサイクル技術の開発および実用化の動向、さらにリサイクルに関わる国内外ビジネスの実情について解説する。また、今後実用化が期待されている全固体電池のリサイクルについても触れる。
1.EVおよびEV用リチウムイオン電池の市場動向
2.リチウムイオン電池の構造、正極材、寿命
3.中古リチウムイオン電池の回収と解体
4.リサイクル技術(湿式精錬、乾式精錬、その他)
5.全固体電池向けリサイクル技術の開発動向
6.リサイクルビジネスの実情および将来像
7.質疑応答
大阪大学大学院工学研究科環境工学専攻博士後期課程修了(1998年)。日立製作所を経て、山口大学。博士(工学)、基本情報処理技術者、JICA短期専門家、SHASE技術フェロー。