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SDVからAIDVへ進化する中国車の「AI+」最新状況〜中国の内外市場での競争・共存戦略〜
9月16日(火)
株式会社現代文化研究所 上席主任研究員
調査研究本部 第3領域リーダー
八杉 理(やすぎ おさむ) 氏
中国のクルマはSDV(Software-Defined Vehicle)・スマートキャビン化の実装において世界をリードしていると認識されるが、昨今では、AIDV(AI Defined Vehicle)としてインテリジェントカーを再定義する動きがある。中国政府は今年3月に発表した政府活動報告(全国人民代表大会)の中でも、「AI+」(人工知能プラス)として、AIを起点としたクルマづくりとサービスづくりが今後のモビリティ産業の発展方向であると宣言されている。
本セミナーにおいては、急速に発展している中国車の変化のポイントを理解した上で、SDVからAIDVへと移行することにより商品やサービスがどのような進化機能を遂げているか、その進捗状況を把握する。そして、こうしたクルマが急拡大する海外輸出によって、中国の内外市場での競争・共存戦略のあり方や能力がどのようなものかを具体的事例を用いて詳述していく。
1.中国車の変化ポイント
(1)売れ筋モデルのトレンド
(2)車内外装備アイテムのトレンド
(3)サプライヤー交代の変遷 など
2.中国車でできること
(1)車載OS俯瞰図
(2)Huawei Harmony OS
(3)Xiaomi Hyper OS
(4)自動運転 など
3.猛追する海外輸出
(1)中南米、東南アジアでのプレゼンス
(2)中国、東南アジアでの嗜好性、商品性の違い
4.中国車、企業との競争・共存戦略
(1)主要企業の取組み事例
(2)中国車との競争戦略
(3)中国車との共存戦略 など
5.質疑応答/名刺交換
90年代初頭より中国現地で自動車産業・市場の研究活動を開始。トヨタ系マーケティング会社に勤務時には、トヨタブランドの海外コーポレートマーケティングPDCA構築を手掛けた他、大手広告代理店とともに商品・技術ネーミング開発にも携わるシニアマーケティングアナリストを歴任。また、グローバルのモーターショー等イベント会場調査を実施しており、主要ブランドの先端技術動向にも精通するエバンジェリスト。一貫した“現場重視”のリサーチャーでもあり、豊富な現地の人脈ネットワークを活用し、常に“リアルな中国”を伝えている。著書に、『巨大化する中国自動車産業』日刊自動車新聞社、『東アジア地域協力の共同設計』ミネルヴァ書房等分担執筆の他、各種紙誌・サイトへ執筆協力、業界団体や企業内でのセミナーも実施。明治大学大学院(商学)、中国人民大学(商学)修了。
※現代文化研究所はトヨタ自動車株式会社が全額出資・連結の調査・研究法人。なお、本セミナーの主旨は個人の見解であり、所属する会社やその関連機関とは一切関係がありません。