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【中東の新興市場で見極める日本IPの可能性】
〜ゲーム・アニメ産業の進出機会と課題を読み解く〜
6月26日(木)
ルーディムス株式会社 創業者・CEO
佐藤 翔(さとう しょう) 氏
ルーディムス株式会社 COO
古里 卓巳(ふるさと たくみ) 氏
近年、サウジアラビアでは、政府主導の文化開放政策「ビジョン2030」により、経済多角化の一環としてコンテンツ産業の振興が強く推進されています。この動きを背景に、日本のゲームやアニメといったコンテンツへの関心が、特に若年層を中心に急速に高まりつつあります。
本講演では、こうした社会的・政策的な文脈を踏まえながら、サウジアラビアにおける日本コンテンツの受容と浸透の実態を、ゲームおよびアニメ分野の具体的な事例を通してご紹介します。さらに、同国の市場特性や産業構造、関連政策との関係性にも言及しつつ、日本企業が今後この成長市場とどう向き合うべきか、将来的な展望を含めて多角的に解説いたします。
1.ビジョン2030 そもそもなぜサウジアラビアはコンテンツ産業に目を向けたのか
2.サウジアラビアのゲーム産業成長戦略
3.サウジアラビアのコンテンツ産業投資戦略
4.国家戦略の先鋒としてのManga productionsの動き
5.規制と創造性:サウジアラビアクリエイターが直面する課題
(Masameer事件を中心に)
6.質疑応答/名刺交換
・京都大学総合人間学部卒、Thunderbird School of Global Managementで国際経営修士(MSGM)を取得。GDCやDevcomなど、約20か国のゲーム産業カンファレンスで講演を行い、特に欧州や新興国で強い人脈を持つ。
・2021年に設立された日本唯一のゲームインキュベーションプログラム、indie Game incubator (iGi)の共同創設者・事務局長を務める。2024年発表の経済産業省主催の創風プログラムのアドバイザーにも就任。
・2024年にIGDAアメリカ本体でインキュベーション作業部会を設立し議長に就任、60か国から100団体以上が加盟。インドやマレーシアなどのゲーム産業政策提言に関与。
国際基督教大学教養学部卒。DVDメーカーを皮切りに、マンガ・フィギュア・アニメ等のコンテンツ分野においてキャリアを重ねる。マレーシアの政府機関MDECと共同で『South East Asia Animation Report 2018』を執筆、202年に日本貿易振興機構(JETRO)の委託で東欧のアニメ・マンガ市場調査などを行う。BSテレ東『日経モーニングプラスFT』フジテレビ『Live News イット!』などメディア出演も。日本アニメーション学会会員。