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【GAFAM/Magnificent 7などの覇権ビジネスの本質】
〜ローマ帝国から生成AIまでの支配構造とその共通点を解明する〜
7月 8日(火)
株式会社NTTデータ経営研究所
執行役員/パートナー
ビジネストランスフォーメーションユニット長
松岡 良和(まつおか よしかず) 氏
AIに代表される先進技術の登場は、新たな競争ルールを生み出し、従来的な商習慣やビジネスモデルの革新、ライフスタイルの劇的な変化をもたらしている。これまでも情報処理技術の革新やインターネットの登場は、従来存在しえなかった新しい価値を創造し、各界に様々なゲームチェンジをもたらし、サービスや商品のサプライヤーとユーザー双方に、新たな常識感と競争原理を植えつけるに至っているが、そこで中心的な役割を担っているのがGAFAMやMagnificent 7と称される“帝国主義”化したITのメガプレーヤーの存在である。彼らの徹底した“帝国主義”運営はグローバルレベルで日々影響力を強めており、他の追従を許さない状況となっているが、その強さの秘訣は“帝国主義”という思想を追求し続ける姿勢そのものにあると考えられるため、ITを取り巻く今後の世界を占ううえでは “帝国主義”という考え方の普遍的な原理原則を学ぶことが肝要といえる。
本講義では、歴史を振り返り、“帝国主義”で一時代を築いたリアルな帝国の興亡とその時々のイノベーションの関係を紐解き、帝国そのものの存立とイノベーションが台頭した歴史の”狭間(はざま)“に着眼することで、絶対的な強者とイノベーションが生み出されるために必要となる”条件“とゲームチェンジ後に覇権を担うために求められる国家や企業としての”要件“を明らかにしていく。
1.GAFAM/Magnificent 7に代表されるITの世界は“帝国主義の権化”
2.何故、ITの世界で“帝国主義”化が加速化するのか?
3.帝国主義の本質的な意味合い
4.歴史から学ぶ帝国主義運営の普遍的な原理原則
①古代メソポタミア文明期
②古代ギリシア・ローマ時代
③中世
④近代
5.AIを取り巻く帝国主義運営の将来シナリオ
6.日本企業の帝国主義化が期待されるビジネスシーンとその成立要件
7.質疑応答/名刺交換
大学卒業後、国内最大手システムインテグレーターにて、新規事業開発、営業・技術支援業務に従事。外資系コンサルティング会社のアーサー・ディ・リトルに参画し、通信・IT・メディア・ エレクトロニクス分野の日本代表を務め、2012年より現職。専門領域は、事業戦略立案、新規事業・サービス開発支援、イノベーションマネジメント、M&A・アライアンスの実現支援 等。自身が描く独自の世界観と各界企業とのリレーションを最大限に活かし、新しいビジネスモデルの実現を目的とした異業種間コラボレーションを積極的に推進。戦略研究学会会員