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「2040年の産業構造」「骨太方針」など国策から
9月18日(木)
(株)日本能率協会総合研究所 MDB事業本部
エグゼクティブ・フェロー
菊池 健司(きくち けんじ) 氏
「国策(政策)に売りなし」という株式市場の格言があります。2025年6月に経済産業省から発表された「経済産業政策新機軸部会第4次中間整理 〜成長投資が導く2040年の産業構造〜」は私たちに今後の重要な(注力すべき)産業分野を教えてくれています。AIエージェント時代の到来は、世の中を大きく変化させていきます。どの企業も新たな産業構造を今から意識しておかなくてはならないことは間違いありません。そして、毎年内閣府が発表している内閣府「経済財政運営と改革の基本方針」いわゆる「骨太の方針」にも、狙うべきビジネスヒントが数多く隠されています。 そうした情報からどう新たなビジネスを発想するのが有効なのか、特に注視すべき分野はどこにあるのか、しっかりと考えねばなりません。そう、情報を見る上で重要なことは、「川上から見ていくという発想」そして、もう1つ重要な考え方があります(こちらは当日発表いたします)。
今回のセミナーでは、「2040年の産業構造」に関する各種データをご紹介しながら、主に講師の専門分野である情報収集・利活用の視点において、注目しなくてはならない未来のビジネスの変化について、できる限り、解説したいと考えております。講師が勤務するMDB(マーケティング・データ・バンク)にも、様々なビジネスに関する調査依頼が日々寄せられていますが、もはや「業界の枠」を完全に突破した案件が増加の一途を辿っており、今後の競争環境のし烈さを予感させます。世界の投資家やDisruptor(業界を破壊する新規プレーヤー)の動きを見ていると、新たに注目すべきビジネスヒントを数多く得ることが出来ます。私が注視している、未来のプラットフォーマー候補を教えてくれるあるランキングデータでは、2025年の最新データにおいて、実に4割もの企業が新顔となりました。これは驚くべきことです。新規事業・新商品創出や新用途探索のためには、より「視野」を拡げ、「視点」を変え、「視座」を高めていく必要があります。
未来の産業構造を想起しながら、自社の新規事業に思いを巡らせる。自分の思いを巡らせる。そして、未来の市場変化や社会課題を想起しながら、ビジネス展開を検討していく。AIエージェント時代においても、「未来を考える力」のレベル感が優勝劣敗を分ける大きなポイントとなります。長年に渡り、数多くの企業において、情報収集・利活用ノウハウを基軸に多くの企業や機関の「未来探索活動」を支援している講師が、新規事業・新商品開発を意識した情報収集活用ノウハウや、今後注目すべき重要なビジネストレンドについても解説いたします。ICT関連企業はもちろん、様々な業界の新規事業責任者/担当者、そして未来探索等に携わる経営者、マネジャー、戦略立案担当者、R&D部門担当者様においては、必ずやお役に立つ内容となっております。
1.未来を見据える上で重要な最新注目調査トレンド
・2025年度の注目調査トレンドを振り返る〜AIへの関心はもちろん…
・順当な傾向そして意外な傾向とは…未来を読むための視点
・未来を考える上での重要な9つのポイント
・注目しておきたいビジネステーマとその理由
2.新規事業・新商品開発、新用途探索のための最新ビジネス情報収集手法
・一次情報と二次情報の重要性を知る
・情報収集には意外に学ぶ機会がない確固たるセオリーが存在する
・国策における重要データ一挙解説
・新規事業成功確率を高めている企業が見ているのは実は…
・情報収集で使える情報源の種類と特徴(文献・Web・データベースetc)
・生成AIの活用ポイント
・BtoB、BtoC、BtoBtoC、製造業、サービス業それぞれの視点
3.情報収集ケーススタディ〜情報収集・活用の視点
・グリーン&デジタル分野
・ヘルスケア&長寿対応分野
・モビリティ&スマートシティ分野
・ディフェンステック分野
・クライメートテック分野
・宇宙関連ビジネス
・物流関連ビジネス
・半導体関連ビジネス
・フードテック、アグリテック
4.「2040年の産業構造」をヒントに新規事業・新商品・新用途探索を検討すると
・「川上」を把握することの重要性
・経済産業省「2040年の産業構造・就業構造」、内閣府「骨太の方針」をはじめとした主要「未来ビジョン」の注目ポイント解説
・国の特定ビジネスそして業界団体が発表する必見未来ビジョンのご紹介
・一見関係なさそうな情報にもヒントが宿る…
・最も見ておかなくてはならないのは…
・「風が吹けば桶屋が儲かる」さて貴社の狙い目は…
・知っておきたい未来の成長ビジネス分野とは…
・グローバル視点での注目情報
5.10年後を見据える視点の育て方
・多忙なビジネスパーソンもこれだけは押さえておきたい「流れ」がある
・確実に来る未来を押さえておく
・新たなビジネスの登場はいつの時代も○○がトリガーとなる
・情報を結びつけて「次」を考え、さらにその「次」を妄想する
・注目スタートアップ探索のための考え方
・ディスラプター(業界破壊者)も下剋上時代へ…
・世界の投資家の動きを知るために特に注目しておきたいのは…
・10年後視点で有望ビジネスを知り、今からスタートラインに立つ
・未来を見据える上で最も注目しておきたい国とその理由
6.2040年の産業構造を捉えるための最新ビジネス情報源のご紹介
・厳選!未来予測関連情報源ピックアップ
・新規事業責任者/担当者が今最も読んでおきたい必読書2026年度版
・バリューが高いお勧め会員制メルマガ、会員制ニュースソース
・新規事業担当者向け国内・海外のWebサイト、商用データベース、ニュースアプリ
・国内、海外の注目データベース、URL、YouTube等
7.質疑応答/名刺交換
1990年 日本能率協会総合研究所入社、マーケティング・データ・バンク(MDB)配属。外資系金融機関での勤務を経て、現在に至る。MDBは、2025年7月現在、約2,000社の会員企業を有する日本最大級のビジネス情報提供機関。民間企業、官公庁、独立行政法人、大学、自治体等からの要請に応じ、公開情報を中心とした情報提供業務に長年携わる。現在は、リサーチ力を基盤とした企業の未来戦略・新規事業策定の伴走支援を中心に、情報収集・活用手法解説セミナーや未来洞察手法に関する研修(役員研修〜次世代幹部研修まで広く)、そして特定ビジネスに関する将来トレンド解説を顧客の要望に応じて日々実施している。2024年11月より、ラジオNIKKEI「グローバル・ビジネス研究所」(毎週木曜日12:00〜)にメインパーソナリティとして出演中。(URL:https://www.radionikkei.jp/globiz/ )2023年10月より、FM軽井沢「軽井沢ラジオ大学〜菊池健司の5min.グローバル経営学」(毎週月〜金19:53〜)に出演中。(URL: https://www.karuizawaradio.university/bn-5min.html)。
主な講師歴は、【MDB会員向けセミナー】MDB情報活用力養成講座(未来を読む視点、5年後10年後のビジネスチャンス、新規事業リーダーのための情報収集活用手法、スタートアップから紐解くビジネスの未来等)。【その他】日経ビジネス、日本経済新聞社、東洋経済新報社、日本能率協会、日本能率協会マネジメントセンター、新社会システム総合研究所、R&D支援センター、技術情報協会、東京都人財育成スクール、プロネクサス、日本私立大学連盟他多数。主な著書・論文に「今週の読まぬは損」(日本能率協会マネジメントセンター J.H.倶楽部連載中)(URL:https://jhclub.jmam.co.jp/series/index.htm )「未来予測による研究開発テーマの決め方」「SDGsの経営・事業戦略への導入と研究開発テーマの発掘、進め方」(技術情報協会)「Learning Design」(日本能率協会マネジメントセンター)※書籍に学ぶビジネストレンド、他多数。