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【NTTドコモ/KDDI】
6月27日(金)
株式会社 NTTドコモ 無線アクセスデザイン部
RAN技術推進室 担当部長
大渡 裕介(おおわたり ゆうすけ) 氏
5Gのモバイルネットワークは従来に比べて多岐にわたるサービスへの対応が求められており、これを満たすためにサービスに応じた柔軟なネットワークを構築する必要があります。
NTTドコモではその実現に向け、RAN(Radio Access Network)オープン化(Open RAN)の取組みを進めております。
本講演では、Open RANの概要とその効果、技術状況とNTTドコモの商用展開状況、OpenRANに関する標準化動向と標準化団体間の連携の必要性、およびOpen RANによるエコシステム創出に向けた取り組みについて解説いたします。
1.RANオープン化(Open RAN)と効果
2.Open RANの技術状況と商用展開
3.O-RAN ALLIANCEにおけるOpen RAN標準化動向
4.6Gに向けた3GPP・O-RAN間連携
5.Open RANによるエコシステムの創出
6.質疑応答/名刺交換
KDDI株式会社 先端技術企画本部 兼 技術企画本部
チーフアーキテクト
熊木 健二(くまき けんじ) 氏
本講演では、KDDIのネットワークビジョンを示し、ルータのオープン化により、現状課題になっている従来ルータアーキテクチャとは異なるDDBR(Distributed Disaggregated Backbone Routers)アーキテクチャの特徴を説明します。また、KDDIならびにTelecom Infra Projectにおけるルータのオープン化による最新の取り組み状況からルータのオープン化戦略を明確化します。加えて、DDBRを用いたスケールアウトネットワークや展開計画についてもご紹介します。
1.KDDIのネットワークビジョン
2.オープン化されたDDBRアーキテクチャ
3.Telecom Infra Projectとその取り組み
4.KDDIのルータオープン化戦略
5.スケールアウトネットワーク
6.質疑応答/名刺交換
2007年 北海道大学 修士卒、2013年 同 博士卒。2007年 株式会社NTTドコモ入社。2018年 同 無線アクセス開発部 担当課長、4G/5G基地局装置開発に従事。2022年 同 R&D戦略部 担当課長、R&D人事・R&D戦略策定業務に従事。2024年 同 無線アクセスデザイン部 RAN技術推進室 担当部長(現職)。
1996年 名古屋大学大学院修了。同年国際電信電話(現KDDI)(株)入社。同社にてAS2516の設計を経た後、MPLSに関る技術開発からIP-VPNサービス立上げを行い、設計・開発に携わる。2006年より研究所にて、次世代NWアーキテクチャに関する研究に従事。その後、KDDIにて、統合バックボーンNW、モバイルNW、伝送コアNW、データセンタNWの設計・開発、ならびにホワイトボックスのルータ開発・商用化に携わる。TIP(Telecom Infra Project)Technical Committee兼DOR(Disaggregated Open Routers)議長。博士(情報理工学、東京大学)。