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IOWN APNを支える光ファイバの最前線〜実用化に向けたロードマップと新たな技術の展望〜
5月30日(木)
日本電信電話株式会社
NTTアクセスサービスシステム研究所
アクセス設備プロジェクト 先端媒体研究グループ
上席特別研究員(グループリーダー)
中島 和秀(なかじま かずひで) 氏
将来の光ファイバ伝送基盤では、大容量、省電力、低遅延の3つの指標が重要になると考えられる。
本講演では、大容量化の実現、省電力性を含む持続可能性の追求、並びに遅延時間制御も勘案した新たな価値創出の3つの視点から、最近の光ファイバ技術の取り組みについて概説する。昨今、実用化に向けた動きも顕在化しつつあるマルチコア光ファイバ技術について、国際標準化を勘案した今後のロードマップと持続可能性との関係について私見を述べる。
また、空孔構造光ファイバやネットワークセンシングなど、今後の発展が期待される新たな技術キーワードについて紹介する。
1.将来の通信基盤の方向性と光ファイバリンクに求められる指標
2.既存光ファイバの容量限界と空間分割多重技術の研究動向
3.マルチコア光ファイバのロードマップと国際標準化の展望
4.空間分割多重技術と持続可能性
5.光ファイバリンクによる新たな付加価値の探索
6.質疑応答/名刺交換
1994年 日本電信電話株式会社入社。光ファイバの設計、評価に関する研究、並びに光ファイバ技術の国際標準化に関する業務に従事。2009年〜 ITU-T光ファイバ国際標準検討グループラポータ。2017年〜 NTTアクセスサービスシステム研究所、上席特別研究員。現職に至る。