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スペーステックの展望とNECの挑戦
1月26日(金) 終了済
株式会社野村総合研究所
DX基盤事業本部 IT基盤技術戦略室
エキスパートリサーチャー
藤吉 栄二(ふじよし えいじ) 氏
「スペーステック」とは、宇宙ビジネスに関わるテクノロジーの総称で、ロケットや人工衛星、地上局の管制局など、宇宙開拓や宇宙を活用したビジネスに必要なさまざまな技術を指す。
2023年6月に閣議決定された「宇宙基本計画」では、2020年の国内市場規模4兆円を2030年代の早期に8兆円に拡大すると明記された。民間企業による宇宙関連企業への投資拡大が期待されるなか、衛星データ利活用シーンの拡大に加えて、宇宙を介したデータ通信の高度化、新たな知の探索に向けた惑星探索などのチャレンジが始まる。
本講演ではスペーステックの全体像を整理しつつ、低軌道衛星などの最近の衛星開発のトレンドとそのデータ活用、宇宙コンピューティング構想などのトピックを中心に紹介しながら、今後の動向を展望する。
1.ニュー・スペースへの期待
2.スペーステックの全体像と輸送機開発の現状
3.衛星データ活用から地球ビッグデータ活用へ
4.宇宙コンピューティング時代に向けて
5.課題と今後の展望
6.質疑応答/名刺交換
日本電気株式会社
エアロスペース・ナショナルセキュリティソリューションビジネスユニット
NECフェロー 航空宇宙領域
三好 弘晃(みよし ひろあき) 氏
本講演では 衛星コンステレーションが今世紀の社会課題解決に貢献するための挑戦とNECの取組みに関して解説する。合わせて衛星コンステレーションとトランスフォーメーション、次世代インタネットと宇宙との関係についても同様に考察する。
1.NECの事業紹介
-NECの事業領域と宇宙事業の位置づけ
-NECの宇宙事業の起源、現在
2.衛星コンステレーションを取り巻く最新動向
-事業動向
-技術革新の動向
3.衛星コンステレーションに期待される新たな価値
-衛星コンステレーションがもたらす新たな価値
-次世代インタネットと宇宙
4.挑戦すべき課題とNECの取組み
-市場開発
-技術開発、人財育成
5.質疑応答/名刺交換
大阪大学理学部物理学科卒。メーカー系ソフトハウスを経て、2001年に野村総合研究所入社。入社以来、一貫して先端技術の調査研究に従事。書籍「ITロードマップ 情報通信技術は5年後こう変わる」(共著。東洋経済新報社刊)。その他、新聞、雑誌等への寄稿多数。
1991年 東京大学工学系研究科 航空学専攻卒。同年 日本電気株式会社 入社。2001年 NEC東芝スペースシステム(株)(現NECスペーステクノロジ(株))出向。2009年 ナショナルセキュリティ・ソリューション(NSS)事業部 本務異動。2015年 宇宙システム事業部 本務復帰。2021年 社会基盤ビジネスユニット 主席技師長。2022年 航空宇宙・防衛ソリューション事業部門 主席スペースICTエバンジェリスト。2023年 NECフェロー、航空宇宙領域。