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生体データ活用による新しい事業領域〜生理情報×行動情報で実現する心理状態の見える化〜
12月 8日(金) 終了済
株式会社三菱総合研究所 先進技術センター
主席研究員
新田 英之(あらた ひでゆき) 氏
これまでデータ化が難しかった様々な人の生体情報が、日常生活を送りながら計測・データ化するウエアラブルデバイス等の技術が進展している。例えばウェアラブルデバイスで心拍や血中酸素濃度などの生理情報だけでなく、歩数や位置などの行動情報も含む多くの情報を計測することが可能である。
本講演では、これらの進展著しい人の生体情報の計測技術とデータ解析技術の進展が相まって実現の兆しが見えつつある人の内面(心)の状態把握と、それらの萌芽技術を用いた具体的事例などを紹介しつつ、人のデータ利活用により実現する新たな事業や想定される新たな課題について展望を述べる。
1.人の生体情報により人とモノの協調によるDXの実現が期待
2.人の生体情報の3区分:生理情報と行動情報、心理情報
3.生理情報と行動情報における計測技術の現状と動向
4.生理情報と行動情報から心理情報の推定の試み
5.今後生体情報の利活用が期待できる事業領域
6.想定される新たな社会課題
7.質疑応答/名刺交換
2002年 東京大学工学部卒。日仏米の大学・研究機関でマイクロ工学・ナノバイオ科学の基礎研究、公的機関で科学技術・イノベーション政策、民間企業で未来技術(量子、AI等)動向調査などに従事した後、2022年 三菱総合研究所入社。現在では人と機械/AIの接点に関わる領域を中心に、生体情報の利活用法などの研究に従事。博士(工学)