会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
研究所の生産性を高める〜「テーマ変革」、「戦略再構築」、「組織活力革新」の3アプローチ〜
8月30日(水) 終了済
株式会社日本能率協会コンサルティング
シニア・コンサルタント
木村 壽男(きむら ひさお) 氏
[習得知識]
1.研究所を取り巻く環境と生産性問題
2.研究所の生産性の測定方法
3.生産性を高めるための3つのアプローチ
[プログラム]
1.生産性問題を抱える研究所が多い
(1)イノベーションのジレンマに陥っている日本企業
(2)日本企業の研究開発の実態
(3)研究所の生産性の測定と診断
(4)同生産性を高める3つのアプローチ -“Static R&D” から “Dynamic R&D” へ
2.研究開発(研究所)の企業成長への貢献度が最終的に生産性を決める
(1)研究開発(研究所)の最大の使命は新製品・新事業の創造
(2)継続的な新製品・新事業創出により成長を続けている企業・事業
(ソニーグループ、中外製薬/第一三共、富士フイルム・ヘルスケア、東レ・炭素繊維事業 他)
3.R&Dテーマ評価システム再構築・運用による「選択と集中」 -経営資源の最適配分
(1)R&D成果低迷の大きな要因の1つは取り組みテーマの総花化
(2)既存のR&Dテーマ評価手法の概要と特徴
(3)「FVE(Future Value Evaluation:未来価値評価)法」の解説
(4)FVE法によるR&Dテーマ評価の実践
4.新製品・新事業テーマの組織的創造プロセス革新 -アウトプット(成果)を高める
(1)“0から1”を生み出す新製品・新事業テーマ創造プロセス革新 【“川上”プロセス】
(2)CF(カスタマー・フォーカス)を機軸とした事業化構想・企画プロセス革新 【“川下”プロセス】
5.研究所戦略の再構築 -生産性革新目標を機軸に
(1)成長戦略が研究開発戦略(研究所戦略)の源
(2)成長戦略の策定に研究所が貢献する
(3)全社研究開発戦略を研究所戦略に落とし込む
6.「R&D活力」 革新により研究所生産性の維持・向上の長期の礎を築く
(1)未来の研究所生産性を決定する7つの「R&D活力」
①ビジョン・戦略
②テーマ創造力
③事業化プロセス力
④オープンイノベーション
⑤技術力
⑥R&D人材力
⑦革新的組織風土
(2)「R&D活力診断」 の概説
(3)診断結果を活用した組織革新の実践
7.研究所の生産性向上への組織的アクション
8.質疑応答/名刺交換
1983年3月 京都大学農学部食品工学科 卒業後、企業の研究所勤務を経て、1997年に(株)日本能率協会コンサルティング入社。
「技術を核とした経営革新」をメインテーマとし、企業ビジョン・戦略の策定とその実現に向けた研究開発革新、新製品開発力強化、事業戦略・技術戦略策定の分野でのコンサルティング、研修、講演を行っている。
(2004〜2013年 京都大学 産官学連携本部 産官学連携フェロー) (兼務)
(2010〜2015年 青山学院大学大学院理工学研究科・非常勤講師(研究開発特論)) (〃)
代表図書に「研究開発を変える」(同友館、2020年)がある。