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NTTのデジタルツインコンピューティング研究最新動向〜ヒトと社会のデジタル化、デジタルツイン同士の相互作用〜
4月17日(月) 終了済
日本電信電話株式会社 NTT人間情報研究所
NTTデジタルツインコンピューティング研究センタ
主幹研究員
丸吉 政博(まるよし まさひろ) 氏
デジタルツインの活用が盛んになってきている。製造業において設計期間の短縮や設備保全といった目的で始まった活用は、IoTやAI、XRの進展によりいまや大型プラントの保守、道路交通の整流化、防災計画の策定など、街のインフラを支える取り組み等にまで発展している。
2019年、NTTは更にその先の未来を見据えて、デジタルツインコンピューティング構想を発表し、人の内面・外面を再現する技術と、デジタルツイン同士の相互作用を考慮することで都市や地球規模で分野横断的に事象を再現する技術の実現に向けて研究開発を続けている。
本講演では、本構想が掲げた4つの研究開発目標(グランドチャレンジ)についてご説明した上で、研究開発の現時点の到達点と今後の発展の方向性について解説する。
1.デジタルツイン活用の動向
2.デジタルツインコンピューティング構想
3.4つの研究開発目標と研究動向(グランドチャレンジ)
・感性コミュニケーション
・Another Me
・未来社会探索エンジン
・環境と社会経済の包摂的サステナビリティ
・関連する研究事例
4.質疑応答/名刺交換
2002年 名古屋大学大学院情報工学修士課程修了。同年 日本電信電話(株)研究所に入所。企業向け通信サービスの市場拡大に対応する通信技術の研究開発業務に従事。自ら設計しサービス導入した通信プロトコルの国際標準規格化も遂行(ITU-T G.8032勧告責任者)。
2010年 NTTコミュニケーションズ(株)へ転籍し、柔軟なネットワーク制御を可能とするSoftware Defined Network技術の導入に際し、ネットワーク設計に加え制御用ソフトウェアの開発及び情報システム設計にも従事。通信網とデータセンタ間のオンデマンド接続を世界に先駆けて実現した。
2019年 NTTのデジタルツインコンピューティング構想の立案に参画。地球規模の環境・社会問題の緩和と適応のためにデジタルツイン技術を活用することを目指す研究グループの責任者として研究開発に取り組む。