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講義+法的手続きのひな形付
-病院の風評を損なわずに、いかに未収金を減らし回収の極大化を図るか-
5月25日(木) 終了済
外山法律事務所 弁護士
石原 明洋(いしはら あきひろ) 氏
病院の未収金回収は方法によっては、患者間によくない風評を生み出しかねません。本講義は、未収金回収の極大化を図るために、病院の一般職員を債権回収会社の社員レベルまで引き上げることを第一の目標としますが、それに留まらず、回収に際して地域の信頼や病院のイメージを損なわないようにする方策を教示します。特に重要な点は、回収のシミュレーションをご覧いただき、改善点を探していただくことによって、脳裏にしみこませるようにし、実践的・具体的なノウハウを数多く伝授いたします。
当日のテキストには、内容証明郵便、支払督促申立書、少額訴状、強制執行等の法的手続に用いる書面のひな形をお付けしておりますのですぐにお使いいただけます。
1.理論編
(1)病院の未収金回収の実態を知ろう
あなたの病院の未収金は多い?病床別・診療科別の平均値を確認
(2)未収金対策の全体像
一般的な病院の未収金対策の全体フローと改善プランを提示
(3)予防対策が最高の方策
十分な未収金の予防対策がとれていますか?滞納者の診療拒否はできるの?
(4)病院全体で未収金対策を取り組むために
ポイントは、未収金の視覚化、共有化、3分類。視覚化シートを公開
(5)未収金回収を効率化。督促関係書類の自動文書化ツールを公開
督促状、内容証明、支払督促申立書、訴状、示談契約書など
(6)電話のかけ方・交渉の仕方(回収のプロのノウハウを伝授)
電話で何を話しますか?押さえておきたいポイントとは?
(7)訪問回収とやってはいけない取立て
危険がいっぱいの訪問回収。違法取立てにあたってないか注意
(8)一般職員でも法的回収が可能に!(強制執行まで可能)
自動文書化で誰でも簡単。どの法的手続を選択すべきかについても解説
(9)モニタリングって何?分割払いを滞りなく続けてもらうには
未収金回収の極大化はここにかかっているが、あまり知られていない。
(10)知っておくと役に立つ知識
支払能力の調査方法、消滅時効の中断方法、外部委託のメリット
2.実践編 〜電話回収と訪問回収〜
実際によくある回収の場面で、どのようにして回収につなげるか。
回収現場のシミュレーションで、改善点をチェック!
3.質疑応答
2012年 神戸大学法科大学院卒業、2013年 最高裁司法研修所入所。
弁護士登録後、医療過誤、交通事故、労災紛争、相続、倒産、債権回収、医療機関の事業承継などの案件を担う。
病院のM&Aに携わる中で、医療制度、病院経営に関する知識の習得が必要と感じ、2021年に医療経営士1級を取得。