■会場受講 ■ライブ配信 ■アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
事務職員が最大限能力を発揮できる環境とは
〜組織の求める職員像と各個人の理想の実現〜
9月13日(火) 終了済
国立研究開発法人国立がん研究センター 調達課長
斎藤 知二(さいとう ともじ) 氏
令和4年3月30日、国立病院機構において、職員が取引業者から接待を受けたなどとして、解雇を含み、計74人を処分したと発表されました。本件はその後、複数名の逮捕者を出すという医療機関の事務職員においては大変衝撃的な事件へと発展しました。私自身、本件に関わる医療機関において業務を行い、また担当者に教育を施してきた立場ですので、非常に残念であるとともに自身の力不足を恥じるばかりです。一方で、本件により、医療機関もしくは法人が行うべき教育や管理体制と、これ以上は責任を負うことが難しいという境界が明らかになったとも考えます。
現在、物の値段が上がり、かつ物流も不安定化している先行きの不透明な中、医療機関が限られた人員により病院経営を行うことは非常に大変な事です。このような状況で、職員が希望をもって働くためには、職員個人の能力向上に合わせ、意欲の増進も必要ですし、またコンプライアンスについても本質的な理解をしてもらう必要があります。
今回は、医療機関の事務職員がその能力を最大限発揮する為に必要な教育と、その評価に関するあり方に加え、その限界についても、実例を交えながらお伝えしますので、是非、参考にしていただき、自施設の事務職員教育、評価に役立ててください。
1.職員教育の限界
(1)世代と現状
(2)○○の背景と教育体制
(3)何が行われていたか
(4)褒める教育方法の落とし穴
2.教育の実践と成果
(1)チームワークとチームビルド
(2)組織の求める職員像
(3)組織と個人の理想のギャップ
(4)事務職員の育成
(5)各業務の個別事項及び共通事項の教育
(6)OFF-JTの活用と効果
3.事務職員評価の在り方と実践
(1)医療機関における職員評価の在り方
(2)評価方式の違い
(3)評価の公平性
(4)職員評価の実践
(5)残された課題
4.求められる事務職員を目指して
5.質疑応答/名刺交換
平成 3年 現 国立国際医療研究センター採用。
平成 7年 同センター会計課補給係にて関東信越地域初のSPD導入を主導
平成11年 現NHO横浜医療センターへ係長昇任。 〜以降現NHO病院の係長を経験〜
平成19年 現 国立がん研究センター中央病院補給係長へ異動。数々の契約行為を経験し、
平成23年 同センター一括調達型SPDの導入を主導。同年、同センター監査室へ配置換え。
平成24年 現NHO栃木医療センター財務管理係長へ異動。同年、経営企画係長へ配置換え。
平成28年 NHO久里浜医療センター業務班長へ昇任。
平成31年 国立研究開発法人国立国際医療研究センター調達企画室長へ昇任。
令和 4年 国立研究開発法人国立がん研究センター調達課長へ昇任。