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まだまだコスト削減できる!かしこい医療機器投資術〜安価な調達によるバリューの向上のために必要な方法を徹底解説〜
6月13日(月) 終了済
国立研究開発法人国立がん研究センター
調達課長
斎藤 知二(さいとう ともじ) 氏
令和4年度の診療報酬改訂は、本体こそプラスですが薬価はマイナス改訂ですから、病院にとってはとても楽観視できる状況ではありません。また、コロナ禍の収束が長引く中、患者数の減に悩まされている病院も多い事と存じます。新型コロナへの対応は、多くの病院が努力はしているものの、非常に医療現場の手が取られる為、通常診療へ対応するマンパワーが減少している病院も少なくないことでしょう。
一方で、老朽化した医療機器の更新等にかかる設備投資は、これまでは、コロナ禍による患者数減少により、しのいできた病院であっても、今後、通常診療を徐々に回復していく過程においては、設備投資が不可欠となる病院も少なくありません。当然、今後も引き続き、収入増に合わせて費用の削減も必要になってきます。何より、同じお金を使って設備投資を行うのであれば、より安価な調達を行うことは当たり前の事です。
今回は、医療機器の設備投資に関して、より安価な調達によるバリューの向上を目指すために必要な方法について、実例を交えながら解説します。本講演により、各病院が、コンサルタント業者に頼ることなく、自施設の努力により成果が出せる方法について学び、自施設の投資額の削減に役立ててください。
1.誤解と〇〇の払拭
(1)コンサルタント業者任せで大丈夫?
(2)スケールメリットの本質
(3)メーカー・卸の都合による更新?
(4)全て高スペック機器が最高か?
2.医療機器更新時のポイント
(1)減価償却と投資計画の考え方
(2)メーカー競争の誘発方法
(3)トータルコストを意識しよう
(4)情報の活用方法と考え方
(5)購入とリースどちらを選ぶか?
3.見落としがちな注意点
(1)建物設備の確認
(2)個々が少額で多数必要な物品の価格
(3)超高額機器の購入理由
4.事務職員を活用しよう!
5.質疑応答/名刺交換
平成 3年 現 国立国際医療研究センター採用。
平成 7年 同センター会計課補給係にて関東信越地域初のSPD導入を主導。
平成11年 現NHO横浜医療センターへ係長昇任。 〜以降現NHO病院の係長を経験〜
平成19年 現 国立がん研究センター中央病院補給係長へ異動。数々の契約行為を経験し、
平成23年 同センター一括調達型SPDの導入を主導。同年、同センター監査室へ配置換え。
平成24年 現NHO栃木医療センター財務管理係長へ異動。同年、経営企画係長へ配置換え。
平成28年 NHO久里浜医療センター業務班長へ昇任。
平成31年 国立研究開発法人国立国際医療研究センター調達企画室長へ昇任。
令和 4年 国立研究開発法人国立がん研究センター調達課長へ昇任。現在に至る。