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技術を核とした新製品・新事業テーマ創造力を高める〜 「アイデア創出」と「テーマ構想・企画」の両プロセスを構築する 〜
11月12日(金) 終了済
株式会社日本能率協会コンサルティング
シニア・コンサルタント
木村 壽男(きむら ひさお) 氏
[習得知識]
1.“0から1”を生み出す(新製品・新事業)「アイデア創出プロセス」
・「ニーズとシーズの組織的融合」
2.事業化価値の最大化に向けた「テーマ構想・企画プロセス」
・「CF(カスタマー・フォーカス)」を機軸とした顧客価値と技術価値の融合
3.新製品・新事業テーマ創造における技術の役割と活用方法
・技術の棚卸し&評価ー未来コア技術、テクノロジープラットフォーム
[受講対象者]
・R&D(研究開発)部門の責任者・リーダーの方
・経営企画・事業企画スタッフの方
[プログラム]
1.日本企業の業績概括と新製品・新事業創造の必要性
・世界的な存在価値が低下傾向にある日本企業
・イノベーションのジレンマを乗り越える
・新製品・新事業の成功が企業価値を決めるーソニー、中外製薬、富士フイルム(ヘルスケア事業)、東レ(炭素繊維)
2.新製品・新事業創造が期待されるR&D部門の現状
・R&Dの生産性が低迷ーStatic R&D
・R&D発の新製品・新事業テーマ不足が慢性化
・事業化の知識・経験、成功体験が不足
3.技術を核とした新製品・新事業テーマ創造プロセスとは
・“0から1”を生み出す(新製品・新事業)「アイデア創出プロセス」
・事業化価値を決定する「テーマ構想・企画プロセス」
・個々の研究者・技術者の創造力を組織的に融合し高めるーDynamic R&Dへ
4.新製品・新事業アイデア創出プロセスの構築ー“0から1”を組織的に生み出す
STEP1 未来志向のニーズ探索
・世の中の成長分野(技術革新含む)の探索
・既存事業分野における狙いの新市場探索
・狙いの新事業・新市場分野におけるニーズ仮説設定
STEP2 自社のシーズ抽出
・技術の棚卸しと体系化
・技術の評価(基盤度、競争優位性、成長性)
・未来コア技術等、戦略技術の設定
STEP3 ニーズとシーズの融合・新結合による新製品・新事業アイデア創出
・ニーズ・シーズマトリックスによる両者の新結合
・未来志向のニーズ主導のアイデア創出
・自社シーズ主導のアイデア創出
STEP4 アイデアのテーマ化と評価
・アイデア階層表の作成を通じたテーマ化
・テーマの1次評価
STEP5 重点テーマの設定
5.CF(カスタマー・フォーカス)を機軸とした事業化構想・企画プロセスの構築
STEP1 狙いの顧客の設定
・当社にとっての顧客の価値/狙いの顧客にとっての当社提供価値
・狙いの顧客設定アプローチ
STEP2 顧客研究
・潜在ニーズの洞察
・顧客の思考・行動プロセスの分析
STEP3 価値創造
・技術価値と顧客価値の融合
・技術価値の顧客価値への変換
STEP4 新商品構想
・新商品構想時に必要なもの(基本姿勢・思考・ツール)
・ツールとしての仮想カタログ
STEP5 事業参入戦略
・独自性と競争優位性の発揮・確保
・事業展開シナリオ
STEP6 事業化研究
・収益シミュレーション:P(価格)×Q(数量)-C(コスト)
・ビジネスプラン
STEP7 実行計画
・事業化計画
・大日程計画と中日程計画
6.WS(ワークショップ)を通じた新製品・新事業テーマ創造プロセスの構築
7.質疑応答
1983年 京都大学農学部食品工学科卒業。
企業の研究所における研究開発活動を経て、現在は(株)日本能率協会コンサルティング シニア・コンサルタント。
「技術を核とした経営革新」をメインテーマとし、企業ビジョン・戦略の策定とその実現に向けた研究開発革新、新製品開発力強化、事業戦略・技術戦略策定の分野でのコンサルティング、研修、講演を行っている。
・2004〜2013年 京都大学 産官学連携本部 産官学連携フェロー。
・2010〜2015年 青山学院大学大学院理工学研究科・非常勤講師(研究開発特論)。
代表図書に「研究開発を変える」(同友館、2020年)がある。