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農業経営におけるDXとデンソー流農業ロボット開発への挑戦
6月23日(水) 終了済
株式会社日本総合研究所 創発戦略センター
コンサルタント
福田 彩乃(ふくだ あやの) 氏
農業現場の労働力不足・作業負担軽減に資する技術として、スマート農業に期待が高まっている。近年は、個別農家がスマート農業を導入するだけでなく、各種スマート農業技術をサービスとして提供する事業者も登場し始めている。本講演は、日本農業の現状と課題を把握したうえで、スマート農業技術および技術を活用したサービス(農業支援サービス)について紹介する。また私の参画する「パンドラファームグループスマート農業実証コンソーシアム」の取り組みを通して、農業支援サービスの提供を通した地域の発展についても考えたい。
1.日本農業の現状と課題
2.スマート農業
3.農業経営を支える「農業支援サービス」
4.農業支援サービスの提供を通じた地域の発展
5.SDGs×農業
株式会社デンソー
フードバリューチェーン事業推進部 FVC事業戦略室
岩井 綾子(いわい あやこ) 氏
弊社子会社であるデンソーウェーブの産業用ロボットは、デンソー流モノづくりを起点に開発されました。開発から約50年。エンターテインメントでの技術革新を経て、新市場・新分野への新たな価値提供を進めています。
工業製品製造以外での産業用ロボットの取り組み事例をご紹介すると共に、私が企画、開発に携わった農業ロボットについて、どのように考え、進めてきたかを中心にお話したいと思います。また、現状の農業ロボット「FARO」についても共有できればと思います。
1.デンソー流モノづくりから生まれた産業用ロボット
2.新市場・新分野での産業用ロボット活用
3.農業分野への工業的思考の適用
4.施設園芸における自働化・機械化
一橋大学大学院経済学研究科博士前期課程修了(経済学修士)。
その後、JAグループのシンクタンクにて、業界動向の把握、農業生産に軸足を置きながら流通・消費に至るフードバリューチェーンを俯瞰した上で、農業経営体や農業関連企業が直面する課題や対策に関する知見を蓄積。2020年4月から株式会社日本総合研究所 創発戦略センターにて、農業・農村のデジタルトランスフォーメーションに関する活動を推進。
名古屋工業大学、大学院でロボット工学、生産システム工学を専攻。
2002年、株式会社デンソーに入社。生産技術部に配属され、移動ロボットの要素技術開発、自動車部品の製造ラインの企画・設計・立上げを経験。2014年に同社、技術企画部に異動し、農業ロボットの事業・商品企画に携わる。2018年に農業事業を企画・推進する部署、AgTech事業推進部(現:フードバリューチェーン事業推進部)が発足。生産技術部での経験を活かし、施設園芸や食農に関わるビジネス検討を行っている。