CASEに関するユーザー意識調査
-VOC;ユーザーは何を期待しているのか、ユーザーの声から見えてくるもの-
「CASE」の認知度は高いものの現利用者の満足度は低い結果に 高齢層の理解不足が一因コネクテッドサービスで最も利用されているのは「リモートメンテナンス機能」カーシェアで最も不安に感じることは「クルマの状態が事前に分からない」
■概要■
本レポート「CASEに関するユーザー意識調査」の最大の分析課題は、次世代モビリティ技術として注目される「CASE:Connected(コネクテッド)、Autonomous(自動化)、Shared(カーシェア)、Electric(電動化)」について、現状提供されているそれぞれの機能やサービスの利用状況を把握するとともに、利用者からの声を吸い上げることで期待される将来像を提示することにあります。
Connected Car は既に主要自動車メーカーが対応車種/カーナビ向けのサービスを提供しており、今後はサービスやコンテンツの増加、決済機能の導入等によるカーライフの充実化に加え、こうした自動車の走行データを交通インフラと共有することでより高度な自動車社会の実現が期待されます。
Autonomous Car の一環として、本レポートでは既に実用化され搭載車種が増加しているACC(Adaptive Cruise Control)とAEB(Autonomous Emergency Braking)を対象とした調査を実施しました。
Shared Service(カーシェア)は都市部を中心に利用者が増加しており、コロナ禍においてプライベート空間を確保できる自動車での移動が増えていることも追い風となっていますが、保有台数や拠点数の少なさなど、サービスの定着には課題も残されていると言えます。
Electric Car(電動車)に関しては、2020 年後半より、欧州、米国、中国といった主要地域で、2030 年代半ばまでに脱ガソリン達成を目指す動きが加速しており、本邦においても同様の流れが見受けられます。
調査にあたっては弊社がこれまでに整備した精度の高い自動車ユーザーパネルを基本としたWeb 調査を活用いたしました。
分析は業界に高い知見を持つ専門スタッフの下、プロジェクトチームを結成し分析作業に入り、実施いたしました。
本資料が当該マーケット参入企業様並びにサービス提供事業者様、電子部品/周辺機器メーカー様の事業計画策定等において有意義な基礎資料としてご活用いただければ幸いです。
<エグゼクティブサマリ->
・CASEの認知度、肯定度、満足度、トピックス
・CASEアンケート結果サマリー
・CASE関連市場規模推移と予測
<判明点(Findings)>
・CASEの認知度、イメージ、満足度とその理由
・コネクテッドカーのサービス・機能評価
・ACC/AEBの利用頻度・機能評価
・カーシェアの利用頻度
・サービス評価
・EVの利用頻度・評価
<アンケート結果(抜粋)>
・共通項目
認知度
イメージ
満足度とその理由
・コネクテッドカー
認知(利用)している機能とその満足度(利用者のみ回答)
興味・関心のある機能(未利用者のみ回答)
車種選択時のコネクテッド対応の影響度
今後の利用意向と費用負担
走行データ活用、ハッキング等についての懸念
・ACC
高速道路/一般道路でのACC利用頻度(使用者のみ回答)
次世代のACCに欲しい機能(使用者のみ回答)
ACCで不安な事
・AEB
危険な時に作動した経験(所有者のみ回答)
作動してほしい時に作動しなかった経験(所有者のみ回答)
想定外の作動をした経験(所有者のみ回答)
次世代のAEBに欲しい機能
AEBで不安な事
・カーシェア
利用頻度(利用者のみ回答)
費用負担と許容価格
次世代のカーシェアに求めるもの
カーシェアで不安な事
・EV
利用頻度(所有者のみ回答)
次世代のEVや関連インフラに求めるもの/不安に感じる事
■調査方法■
Webアンケート
■調査・分析期間■
2021年3月〜2021年5月