SSK 株式会社 新社会システム総合研究所

中国の個人情報保護法とデータ運用に関する法制度の論点

〜ネットワーク安全法、データセキュリティー法を含んだ広範囲の制度につき、日欧との比較の観点から実務対応を解説〜

商品No.
O22095
開催日
2022年 2月 8日(火)
価格
1名につき 33,500円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
備 考
収録時間 2時間58分 テキストデータ(PDFデータ)つき

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2月 8日(火)

中国の個人情報保護法とデータ運用に関する法制度の論点

桃尾・松尾・難波法律事務所 パートナー 弁護士
松尾 剛行(まつお たかゆき) 氏

本年中国において初めての個人情報保護法典が制定・施行された。同法に加え、サイバーセキュリティー法(ネットワーク安全法)、データセキュリティー法等の関連法制度を踏まえた個人情報保護法制について日本やヨーロッパの法制度との表面上の類似性及びその背景思想における重大な相違等について概説した上で、特に経済安全保障の文脈下におけるクラウドサービスにおけるデータの適切な運用に関する法的示唆等の観点から説明したい。

1.はじめに

2.中国の個人情報に関する基本制度
 (1)個人情報保護法
 (2)サイバーセキュリティー法(ネットワーク安全法)
 (3)データセキュリティー法(データ安全法)
 (4)その他民法典等における個人情報保護
 (5)国家安全法、国家情報法(国家諜報法)、反テロリズム法、暗号法等の国家安全(情報)法制
 (6)制度間の相互関係

3.中国個人情報保護法制の特徴-EU等との比較
 (1)データローカリゼーション規制
 (2)ガバメントアクセスに関する制度
 (3)中国における情報の取扱いルールの特徴
 (4)国家の関与に関する規定
 (5)日本企業の中国ビジネスとの影響(クラウド以外)

4.経済安全保障とデータガバナンス
 (1)経済安全保障とは
 (2)経済安全保障とデータガバナンスーLine事件を踏まえて
 (3)経済安全保障と日本企業の対応(特に経営者にとっての留意的)

5.クラウド
 (1)外国にクラウドサーバがある場合の日本法の規制
 (2)中国にクラウドサーバがある場合の中国法の適用関係
    -中国の公民の個人情報と日本居住者の個人情報を中国のクラウドサーバにアップロードすることを例にとって

6.その他の最新動向
 (1)取り締まりの強化
 (2)データ税

松尾 剛行(まつお たかゆき) 氏
2006年3月	東京大学法学部卒業(法学士)
2006年4月 - 2007年9月 司法研修所(60期)
2007年9月 弁護士登録(第一東京弁護士会)
2007年9月 桃尾・松尾・難波律事務所入所(現パートナー)
2013年5月 アメリカ合衆国ハーバード大学ロースクール卒業(LL.M.)
2014年12月 アメリカ合衆国ニューヨーク州弁護士登録
2015年6月 中国北京大学法学院中国法修士課程卒業(LL.M.)
2018年4月 慶應義塾大学 非常勤講師
2020年7月  中国北京大学法学院博士課程卒業(法学博士)
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