【シリコンバレー最新レポート】
コロナ時代の米国企業成長戦略
米国 VentureClef社 代表/アナリスト
宮本 和明(みやもと かずあき) 氏
米国の新型コロナウイルス感染症は深刻で、感染者数は600万人に迫っている。こうした状況下で、企業はコロナ時代に適応するビジネスを生みだし、在宅勤務においては先進技術で仕事の効率化を図っている。
米国でコロナが新たなビジネスを生みだしている。医療分野では遠隔医療が急成長し、メンタルヘルスで技術革新が進行中。レストランは店舗を持たないで営業するクラウドキッチンに進化。米国政府はコロナからの復興と次世代産業育成のため、ムーンショット構想を明らかにした。
コロナは米国企業の働き方改革を加速している。在宅勤務ではコラボレーションツールが仕事の効率化に寄与している。在宅勤務で成功するにはテクノロジーだけでなく、人間の絆を強化する仕組みも取り入れられている。
米国企業はコロナを糧に成長を続け、日米の格差が広がっていくのを感じる。このセミナーでは、コロナ時代の米国企業の成長戦略を分析し、日本企業が取るべきオプションを考察する。
<1>コロナで生まれるビジネス
1.医療:コロナ時代のデジタルヘルス
2.食品:合成生物学が生み出す次世代食品
3.飲食店:レストランはクラウドに進化
4.教育:コロナが加速するEdTech
5.金融:コロナ社会の勝者と敗者
6.ケーススタディ:好きな仕事で収入を得るPassion Economy
7.米国政府:コロナ時代のムーンショット構想
<2>コロナが加速する働き方改革
8.在宅勤務向けコラボレーションツール
9.在宅勤務社員の人事管理とセキュリティ
10.コロナと共棲する安全なオフィス
11.ケーススタディ:完全在宅勤務と完全オフィス勤務
12.考察:日本企業が取るべきオプション
13.質疑応答
広島県出身。大阪大学基礎工学部卒業。1980年 富士通に入社。1985年 富士通関連会社Amdahl Corp.(カリフォルニア州サニーベール)に出向し、アメリカでスーパーコンピュータ事業の立ち上げに従事。
2003年3月 富士通を退社し、リサーチ会社VentureClef (カリフォルニア州マウンテンビュー) を設立。アナリストとしてコンピュータ技術の最新動向を追う。シリコンバレーのベンチャー企業にフォーカスし、時代を変える技術の発掘と解析を行う。25年に及ぶアメリカでのキャリアを背景に技術トレンドをレポート。
【著書等】『機械学習・人工知能 業務活用の手引き(共著)』(情報機構)2017。『人工知能アプリケーション総覧(共著)』(日経BP社)2015。最新技術をブログ「Emerging Technology Review」で発信。 日経新聞に寄稿「宮本和明のシリコンバレー最先端技術報告」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130326/466162/
日経新聞に寄稿「未来の技術の実験場-シリコンバレー最先端を追う」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140603/561130/